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NamedRange.TextToColumns メソッド

テキストが含まれたセルの列を区切り、複数の列に分割します。

名前空間:  Microsoft.Office.Tools.Excel
アセンブリ:  Microsoft.Office.Tools.Excel (Microsoft.Office.Tools.Excel.dll 内)

構文

'宣言
Function TextToColumns ( _
    Destination As Object, _
    DataType As XlTextParsingType, _
    TextQualifier As XlTextQualifier, _
    ConsecutiveDelimiter As Object, _
    Tab As Object, _
    Semicolon As Object, _
    Comma As Object, _
    Space As Object, _
    Other As Object, _
    OtherChar As Object, _
    FieldInfo As Object, _
    DecimalSeparator As Object, _
    ThousandsSeparator As Object, _
    TrailingMinusNumbers As Object _
) As Object
Object TextToColumns(
    Object Destination,
    XlTextParsingType DataType,
    XlTextQualifier TextQualifier,
    Object ConsecutiveDelimiter,
    Object Tab,
    Object Semicolon,
    Object Comma,
    Object Space,
    Object Other,
    Object OtherChar,
    Object FieldInfo,
    Object DecimalSeparator,
    Object ThousandsSeparator,
    Object TrailingMinusNumbers
)

パラメーター

  • Destination
    型 : System.Object
    Microsoft Office Excel が結果を配置する位置を示す Microsoft.Office.Interop.Excel.Range オブジェクトです。範囲が複数のセルから成る場合、左上のセルが使用されます。
  • ConsecutiveDelimiter
    型 : System.Object
    連続する区切り記号を 1 つの区切り記号と見なす場合は true です。既定値 false です。
  • Tab
    型 : System.Object
    DataType を xlDelimited とし、タブ文字を区切り記号とする場合は true です。既定値 false です。
  • Semicolon
    型 : System.Object
    DataType を xlDelimited とし、セミコロン (;) を区切り記号とする場合は true です。既定値 false です。
  • Comma
    型 : System.Object
    DataType を xlDelimited とし、コンマを区切り記号とする場合は true です。既定値 false です。
  • Space
    型 : System.Object
    DataType を xlDelimited とし、空白文字を区切り記号とする場合は true です。既定値 false です。
  • Other
    型 : System.Object
    DataType を xlDelimited とし、OtherChar 引数で指定した文字を区切り記号とする場合は true です。既定値 false です。
  • OtherChar
    型 : System.Object
    Other が true のときの区切り文字です。複数の文字を指定した場合、文字列の最初の文字だけが使用され、残りの文字は無視されます。
  • FieldInfo
    型 : System.Object
    個々のデータ列を区切るための情報を含む配列です。その解釈は DataType の値に依存します。データが区切られている場合には、この引数は、2 要素配列の配列です。各 2 要素配列には、個々の列の変換オプションを指定します。1 つ目の要素は列番号です (番号は 1 から始まります)。2 つ目の要素は、列を区切る方法を示すいずれかの XlColumnDataType 定数です。
    次のいずれかの XlColumnDataType 値です。
    xlGeneralFormat
    xlTextFormat
    xlMDYFormat
    xlDMYFormat
    xlYMDFormat
    xlMYDFormat
    xlDYMFormat
    xlYDMFormat
    xlEMDFormat
    xlSkipColumn
    xlEMDFormat は、台湾語サポートがインストールされ、選択されている場合のみ使用できます。xlEMDFormat は、台湾の元号が使用されていることを示します。
    列指定子は任意の順序で指定できます。入力データの特定の列に対応する列指定子が指定されていない場合は、その列は xlGeneralFormat 設定で区切られます。
    参照元データに固定幅の列がある場合は、各 2 要素配列の 1 つ目の要素は、列の開始文字の位置を示す整数です (最初の文字が 0 (ゼロ))。2 要素配列の 2 つ目の要素は、列区切りのオプションを示す、上記の一覧と同じ 1 ~ 9 の数値です。
  • DecimalSeparator
    型 : System.Object
    Excel が数値を認識するときに使用する小数点の記号です。既定はシステム設定です。
  • ThousandsSeparator
    型 : System.Object
    Excel が数値を認識するときに使用する桁区切り記号です。既定はシステム設定です。
  • TrailingMinusNumbers
    型 : System.Object
    マイナス文字で始まる数値です。

戻り値

型 : System.Object

解説

次の表は、さまざまなインポート設定で Excel にテキストをインポートしたときの結果を示します。数値の結果は一番右の列に示されています。

システムの小数点記号

システムの桁区切り記号

小数点記号の値

桁区切り記号の値

元のテキスト

セル値 (データ型)

ピリオド

コンマ

コンマ

ピリオド

123.123,45

123,123.45 (数値)

ピリオド

コンマ

コンマ

コンマ

123.123,45

123.123,45 (テキスト)

コンマ

ピリオド

コンマ

ピリオド

123,123.45

123,123.45 (数値)

ピリオド

コンマ

ピリオド

コンマ

123 123.45

123 123.45 (テキスト)

ピリオド

コンマ

ピリオド

スペース

123 123.45

123,123.45 (数値)

省略可能なパラメーター

省略可能なパラメーターについては、「Office ソリューションの省略可能なパラメーター」を参照してください。

次のコード例は、TextToColumns メソッドを使用して、空白で区切られた NamedRange 内の日付文字列を 3 つの列に変換します。

この例は、ドキュメント レベルのカスタマイズ用に作成されています。

    Private Sub ConvertTextToColumns()
        Dim namedRange1 As Microsoft.Office.Tools.Excel.NamedRange _
            = Me.Controls.AddNamedRange(Me.Range("A1"), _
            "namedRange1")

        namedRange1.Value2 = "01 01 2001"
        Dim destinationRange As Excel.Range = Me.Range("A5")

        namedRange1.TextToColumns(destinationRange, _
            Excel.XlTextParsingType.xlDelimited, _
            Excel.XlTextQualifier.xlTextQualifierDoubleQuote, , , , , _
            True, , , , , , )
    End Sub

private void ConvertTextToColumns()
{
    Microsoft.Office.Tools.Excel.NamedRange namedRange1 =
        this.Controls.AddNamedRange(this.Range["A1"],
        "namedRange1");

    namedRange1.Value2 = "01 01 2001";
    Excel.Range destinationRange = this.Range["A5"];

    namedRange1.TextToColumns(destinationRange,
        Excel.XlTextParsingType.xlDelimited,
        Excel.XlTextQualifier.xlTextQualifierDoubleQuote,
         true);
}

.NET Framework セキュリティ

  • 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバーは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。

参照

関連項目

NamedRange インターフェイス

Microsoft.Office.Tools.Excel 名前空間