/autoref
インポートされた名前空間と同じ名前、または変数宣言時の型の注釈と同じ名前のアセンブリを自動的に参照します。
/autoref[+ | -]
引数
- +| -
/nostdlib+ を指定しない場合は、既定でオンになっています。 /autoref+ または /autoref を指定すると、インポートされた名前空間と完全限定名に基づいて、アセンブリを自動的に参照します。
解説
/autoref オプションを指定した場合は、/reference にアセンブリを渡さなくても、コンパイラはアセンブリを参照します。 import を使用して名前空間をインポートする場合、またはコード内で完全限定名を使用する場合、JScript コンパイラは型を含むアセンブリを検索します。 JScript コンパイラがアセンブリを検索する方法については、/lib の説明を参照してください。
アセンブリの名前が作成中のプログラムの出力ファイルと同じ名前の場合、コンパイラはアセンブリを参照しません。
使用例
/autoref+ が有効な場合、次のプログラムはコンパイルされて動作します。変数を宣言するときに指定された型の注釈によって、コンパイラは System.dll を参照します。
var s: System.Collections.Specialized.StringCollection =
new System.Collections.Specialized.StringCollection();
print(s);
/autoref+ が有効な場合、次のプログラムはコンパイルされて動作します。import ステートメントによって、コンパイラは System.dll を参照します。
import System;
var s = new System.Collections.Specialized.StringCollection();
print(s);
上記の 2 つの例では、型の注釈または import ステートメントに基づいてコンパイラがアセンブリ名を検索する方法も示されています。 StringCollection を含む System.Collections.Specialized.dll という名前のアセンブリが見つからなかった場合、コンパイラは System.Collections.dll を検索します。 このファイルも見つからなかった場合は、System.dll が検索され、このファイルに StringCollection が見つかります。