データベースプロジェクトの操作

[アーティクル]
08/09/2011

データベースプロジェクトを使用すると、新しいデータベースや新しいデータ層アプリケーション (DAC) を作成したり、既存のデータベースやデータ層アプリケーションを更新したりできます。データベースプロジェクトでも DAC プロジェクトでも、マネージコードやネイティブコードの場合とほぼ同じ方法で、データベース開発作業にバージョン管理やプロジェクト管理の手法を適用できます。 DAC プロジェクト、データベースプロジェクト、またはサーバープロジェクトを作成し、それをバージョン管理することによって、開発チームがデータベースやデータベースサーバーに加えた変更を管理できます。チームのメンバーは、ファイルをチェックアウトし、サンドボックスと呼ばれる分離開発環境でファイルに変更を加え、ビルドし、テストしてから、その変更を他のメンバーと共有できます。コードの品質を確実に維持できるように、チームがデータベースの特定のリリースに加えたすべての変更をステージング環境で完成させ、テストしたうえで、稼動環境に配置することができます。

重要

拡張子が .dbp の古い種類のデータベースプロジェクトがある場合は、新しい種類のデータベースプロジェクトにアップグレードする必要があります。 Visual Studio では、.dbp プロジェクトはサポートされていません。

共通の概要タスク

高度なタスク	関連する参照先
はじめに: Visual Studio のデータベース機能を使用してデータベースへの変更を管理する方法について理解します。	Visual Studio のデータベース機能の概要
.dbp プロジェクトからデータベースプロジェクト (.dbproj) への変換: 簡単な手順に従って、.dbp プロジェクトに定義されているデータベースオブジェクトを .dbproj データベースプロジェクトまたはデータ層アプリケーションプロジェクトに移行できます。	.DBP プロジェクトからデータベースプロジェクトまたはデータ層アプリケーションプロジェクトへの変換
データ層アプリケーションの開発の開始: SQL Server 2008 R2 で導入された新しい概念である DAC には、SQL Server データベースの定義と、クライアントサーバーアプリケーションや 3 階層アプリケーションが使用する、サポートされるインスタンスオブジェクトが含まれています。 DAC には、テーブルやビューなどのデータベースオブジェクトと、ログインなどのインスタンスエンティティが含まれています。 Visual Studio を使用して DAC プロジェクトを作成し、DAC パッケージファイルをビルドし、その DAC パッケージファイルをデータベース管理者に送って、SQL Server データベースエンジンのインスタンスに配置してもらうことができます。	データ層アプリケーションの作成と管理 (Microsoft Web サイト)
データベースプロジェクトまたはサーバープロジェクトの開発の開始: Visual Studio で変更を管理するには、最初にデータベースプロジェクトまたはサーバープロジェクトを作成します。ほとんどの場合、チームでは、いくつかのオブジェクトや設定が既に含まれている既存の運用データベースまたは運用サーバーを更新しています。それらのオブジェクトや設定をプロジェクトにインポートし、チームで使用する設定で構成できます。開発者やテスト担当者によって使用される、テストデータを生成するための計画も設定できます。プロジェクトおよびその設定をチームの他のメンバーと共有できるようになったら、プロジェクトに関連付けられたファイルをバージョン管理します。	データベースプロジェクトとサーバープロジェクトの概要データベースのチーム開発の開始大規模なデータベースのチーム開発の開始他のデータベースを参照するデータベースのチーム開発の開始 SQLCLR オブジェクトを参照するデータベースのチーム開発の開始 XML スキーマコレクションを使用するデータベースのチーム開発の開始共有サーバーオブジェクトを参照するデータベースのチーム開発の開始
反復的なデータベース開発の実行: 開発者やテスト担当者は、プロジェクトの一部をチェックアウトしてから、分離開発環境でそれらを更新します。このような環境を使用することで、チームの他のメンバーに影響を及ぼさずに変更をテストできます。変更が完了したら、ファイルをバージョン管理に戻します。チームの他のメンバーは、バージョン管理からそれらの変更を取得してビルドし、テストサーバーに配置できます。	データベースコードの記述と変更 Transact-SQL エディターを使用したデータベーススクリプトおよびオブジェクトの編集 (Microsoft Web サイト) データベースのビルドおよび分離開発環境への配置
既存のデータベースコードの破損の回避: 変更をチームで共有したり稼動環境に配置したりする前に、既存のデータベース単体テストを実行すると、アプリケーションの動作が損なわれるリスクを軽減できます。単体テストの一部として、既存のデータ生成計画を実行してテストデータを生成できます。メモデータベース単体テストを作成または変更するには、Visual Studio Premium または Visual Studio Ultimate が必要です。	方法 : データベース単体テストを実行するデータベース単体テストの結果の解釈方法 : データベースオブジェクトをデバッグする
データベースのビルドとステージング環境または稼動環境への配置: チームのデータベース管理者は、データベースプロジェクトまたはサーバープロジェクトの 1 つのバージョンを、ステージング環境または稼動環境に配置できます。	データベースのビルドとステージング環境または稼動環境への配置
プロトタイプ作成、テスト結果の検証、およびデータベーススクリプトとオブジェクトの変更: Transact-SQL エディターを使用して、これらの一般的なタスクを実行できます。	Transact-SQL エディターを使用したデータベーススクリプトおよびオブジェクトの編集 (Microsoft Web サイト) Transact-SQL のデバッグ (Microsoft Web サイト)