import

[アーティクル]
08/09/2011

メイン IDL から参照する定義が含まれる、別の .idl ファイル、.odl ファイル、またはヘッダーファイルを指定します。

[ import(
   idl_file
) ];

パラメーター

idl_file
現在のプロジェクトのタイプライブラリにインポートする .idl ファイルの名前。

解説

C++ 属性 import は、生成される .idl ファイルの import "docobj.idl" ステートメントの後に #import ステートメントを配置します。属性 import の機能は、Microsoft インターフェイス定義言語 (MIDL: Microsoft Interface Definition Language) 属性 import と同じです。

import 属性は、プロジェクトで生成される .idl ファイル内に指定のファイルを配置するだけです。import 属性では、プロジェクト内のソースコードから指定ファイル内の構造を呼び出すことはできません。プロジェクト内のソースコードから指定ファイル内の構造を呼び出すには、#import および embedded_idl 属性を使用するか、.h ファイルがある場合には idl_file に .h ファイルを含めます。

使用例

コード例を次に示します。

// cpp_attr_ref_import.cpp
// compile with: /LD
[module(name="MyLib")];
[import(import.idl)];

このコードは、生成される .idl ファイル内に以下のコードを出力します。

import "docobj.idl";
import "import.idl";

[ uuid(EED3644C-8488-3ECD-BA97-147DB3CDB499), version(1.0) ]
library MyLib {
   importlib("stdole2.tlb");
   importlib("olepro32.dll");
...