_pgmptr、_wpgmptr
実行可能ファイルのパスです。 使用は推奨されていません。_get_pgmptr および _get_wpgmptr を使用してください。
extern char *_pgmptr;
extern wchar_t *_wpgmptr;
解説
プログラムをコマンド インタープリター (Cmd.exe) で実行すると、_pgmptr は、自動的に、実行可能ファイルの完全パスに初期化されます。 たとえば、Hello.exe が C:\BIN にあり、その C:\BIN がパス指定されている場合、次のコマンドを実行すると、_pgmptr は C:\BIN\Hello.exe に設定されます。
C> hello
プログラムをコマンド ラインから実行しない場合、_pgmptr は、プログラム名 (拡張子の付いていないファイルの基本名)、ファイル名、相対パス、または完全パスのいずれかに初期化されます。
_wpgmptr は、_pgmptr のワイド文字バージョンであり、wmain を使用するプログラムで使用されます。
汎用テキスト ルーチンのマップ
Tchar.h のルーチン |
_UNICODE および _MBCS が未定義の場合 |
_MBCS が定義されている場合 |
_UNICODE が定義されている場合 |
---|---|---|---|
_tpgmptr |
_pgmptr |
_pgmptr |
_wpgmptr |
必要条件
変数 |
必須ヘッダー |
---|---|
_pgmptr, _wpgmptr |
<stdlib.h> |
使用例
次のプログラムは _pgmptr の使い方を示しています。
// crt_pgmptr.c
// compile with: /W3
// The following program demonstrates the use of _pgmptr.
//
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
int main( void )
{
printf("The full path of the executing program is : %Fs\n",
_pgmptr); // C4996
// Note: _pgmptr is deprecated; use _get_pgmptr instead
}
_wpgmptr を使用するには、%Fs を %S に変更し、main を wmain に変更します。