システム フィールドおよび MSF のプロセス テンプレートで定義済みのフィールドの使用
更新 : 2010 年 7 月
ある種類の作業項目のデータを追跡するために 2 つの主要な種類のフィールドを使用します。 システム フィールドは、すべての作業項目の種類に対して定義され、その他のすべてのフィールドは、作業項目の種類にそのフィールド用の FIELD 要素定義を追加することで作成されます。 チーム プロジェクトが作成されるか、その他の方法によって、Team Foundation に作業項目の種類がアップロードされると、チーム プロジェクト コレクションに対して定義されている一連のフィールドに、すべての新規フィールドが追加されます。 たとえば、MSF (Microsoft Solutions Framework) for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートを使用するチーム プロジェクトを作成すると、それぞれのアジャイル作業項目の種類に定義されているすべてのフィールドがデータ フィールドのチーム プロジェクト コレクションに追加されます。
注意
このトピックでは、MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートに対する作業項目の種類の定義ファイルに定義されているすべてのフィールドを示します。 これらのフィールドの多くは、MSF for Capability Maturity Model Integration (CMMI: 能力成熟度モデル統合) Software Development v5.0 のプロセス テンプレートに対する作業項目の種類の定義ファイルにも定義されています。 CMMI プロセス テンプレートは、このリリースでは一部完了していません。 CMMI プロセス テンプレートに定義されているフィールドの一部は、このトピックでは説明されません。
システム フィールド、またはプロジェクト コレクションに追加したその他のフィールドを使用することで、チーム プロジェクトにまたがって意味のあるレポートおよびクエリを作成できます。 さらに、ワークフロー内で参照されるか、作業項目の種類の定義のセクションを形成する非システム フィールドはすべて、これを定義する FIELD 要素が作業項目の種類の定義 XML ファイルの FIELDS セクションに指定されている必要があります。 クエリまたはレポートを生成するために使用する非システム フィールドもすべて、FIELDS セクションに指定する必要があります。
プロジェクト コレクション間での作業項目の種類の移植性を高めるには、システム フィールドと既存のプロジェクト コレクションのフィールドをできるだけ使用する必要があります。 追跡ニーズをさらにサポートするために、独自のカスタム作業項目フィールドを定義できます。 詳細については、「作業項目フィールドの使用」を参照してください。
このトピックの内容
|
CMMI において作業項目の種類を追跡する目的でのみ使用されるフィールド。
|
FIELD 要素の構文
フィールドは、次の構文構造と属性により定義されます。
<FIELD name="field display name" refname="field reference name" type="String | Integer |
Double | DateTime | PlainText | HTML | History | TreePath | GUID "
syncnamechanges="true | false" reportable="Dimension | Detail | Measure" formula="sum"
indexable="true | false" >
</FIELD>
このトピックの後半に、MSF Agile で定義済みのフィールドの、簡単な説明と既定の属性の割り当てが説明されています。 属性の指定については、次の情報に注意してください。
フィールドに対して、異なる作業項目の定義で異なる名前を指定できます。 すべてのフィールド データは、参照名に基づいて追跡されます。
型属性は、フィールドのデータ型を指定します。 各データ型の詳細については、「作業項目フィールドの使用」を参照してください。 特定のフィールド型を表示するコントロールについては、「作業項目フォーム上のコントロールの指定」を参照してください。
個人名を格納するために使用される文字列フィールドは、syncnamechanges 属性を true に設定する必要があります。 この設定により、Active Directory またはワークグループ内の個人名に変更が加えられると、フィールドの内容が更新される必要があることが示されます。
Reportable 属性に Detail、Dimension、または Measure の値が割り当てられているフィールドは、データ ウェアハウスで追跡されます。 詳細については、「作業項目フィールドの使用」を参照してください。
クエリの実行パフォーマンスを向上させるには、フィルター条件に指定されているフィールドの Indexable 属性を True に設定します。 作業項目クエリの多くで使用するカスタム フィールドを追加した場合、そのフィールドのインデックス作成を有効にすることをお勧めします。
witadmin コマンド ライン ツールを使用すると、システム フィールドを除く任意のフィールドに対して、フィールド名、および Reportable 属性と Indexable 属性の割り当てを変更できます。 詳細については、「作業項目フィールドの管理 [witadmin]」を参照してください。
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システム フィールド
次のセクションに示すように、2 種類のシステム フィールドを使用できます。
作業項目の追跡に使用するフィールド
リンクの関係の追跡に使用するフィールド
作業項目の追跡に使用するシステム フィールド
作業項目と、それに割り当てられる既定値を追跡する、サポートされているシステム フィールドを次の表に示します。
フィールド名 |
参照名 |
型 |
説明 |
レポート可能フィールドの既定値 |
既定のインデックス フィールド値 |
---|---|---|---|---|---|
区分 |
System.AreaPath |
TreePath |
タスクを該当の機能またはチーム領域にグループ化するために使用されます。 この区分は、プロジェクト階層で有効なノードである必要があります。 詳細については、「区分およびイテレーションの作成および修正」を参照してください。 |
Dimension |
True |
区分 ID |
System.AreaId |
Integer |
この作業項目が所属する区分の一意の ID。 |
なし |
True |
担当者 |
System.AssignedTo |
String |
作業項目の現在の所有者であるチーム メンバーの名前。 |
Dimension |
True |
添付ファイル数 |
System.AttachedFileCount |
Integer |
ファイル添付の数。 |
なし |
False |
承認方法 |
System.AuthorizedAs |
String |
最後に変更を加えた認証ユーザーの名前。 |
なし |
False |
変更者 |
System.ChangedBy |
String |
最後に作業項目を変更したチーム メンバーの名前。 |
Dimension |
True |
変更日 |
System.ChangedDate |
DateTime |
現在のリビジョンが新しいリビジョンで上書きされた日付と時刻。 |
Dimension |
False |
作成者 |
System.CreatedBy |
String |
作業項目を作成したチーム メンバーの名前。 |
Dimension |
True |
作成日 |
System.CreatedDate |
DateTime |
作業項目が作成された日時。 |
Dimension |
True |
説明 |
System.Description |
PlainText |
作業項目の長い説明。 タイトルよりも詳細な作業項目の説明を提供するテキスト フィールドです。 |
なし |
False |
外部リンク数 |
System.ExternalLinkCount |
Integer |
この作業項目から、Team Foundation リンク サービスを使用して登録されている、作業項目でない成果物へのリンクの数。 詳細については、Microsoft Web サイトの「Linking Service (リンク サービス)」のこのトピックを参照してください。 |
なし |
False |
履歴 |
System.History |
History |
作成後に作業項目に対して行われた変更のレコード。 作業項目が更新されるたびに、情報が履歴に追加されます。履歴には、日付、変更したユーザー、および変更されたフィールドが示されます。 テキストを [履歴] フィールドに追加することもできます。 |
なし |
False |
ハイパーリンク数 |
System.HyperLinkCount |
Integer |
作業項目に定義されているハイパーリンクの数。 |
なし |
False |
ID |
System.Id |
Integer |
作業項目の一意な ID。 作業項目 ID は、あるチーム プロジェクト コレクション内のすべてのチーム プロジェクトにわたって一意です。 |
Dimension |
True |
イテレーション |
System.IterationPath |
TreePath |
名前付きスプリントまたは期間により作業項目を分類します。 このイテレーションは、プロジェクト階層で有効なノードである必要があります。 詳細については、「区分およびイテレーションの作成および修正」を参照してください。 TreePath というフィールド型は、他のフィールドやユーザー定義フィールドでは使用できないことに注意してください。 |
Dimension |
True |
イテレーション ID |
System.IterationId |
Integer |
この作業項目が所属するイテレーションの一意の ID。 |
なし |
True |
ノード名 |
System.NodeName |
String |
この作業項目が所属する親ノードの名前。 このフィールドの値は、チーム プロジェクトと同じです。 |
なし |
False |
理由 |
System.Reason |
String |
作業項目が現在の状態にある理由。 値は状態固有です。 Reason フィールドがサポートする規則の種類は、HELPTEXT および READONLY のみです。 テスト ケースまたは共有ステップでは、このフィールドは追跡されません。 |
Dimension |
True |
関連リンク数 |
System.RelatedLinkCount |
Integer |
この作業項目から別の作業項目へのリンクの数。 |
なし |
False |
バージョン |
System.Rev |
Integer |
作業項目の履歴のリビジョンに割り当てられている番号。 |
Dimension |
False |
状態 |
System.State |
String |
作業項目の現在の状態。 有効な状態の値は、作業項目の種類ごとに異なります。 State フィールドがサポートする規則の種類は、HELPTEXT および READONLY のみです。 それぞれの作業項目の種類に対するワークフロー遷移の詳細については、「作業項目とワークフロー (アジャイル)」を参照してください。 |
Dimension |
True |
チーム プロジェクト |
System.TeamProject |
String |
この作業項目が属するチーム プロジェクト。 |
Dimension |
False |
タイトル |
System.Title |
String |
作業項目の内容を 1 行にまとめたもの。作業項目をリスト内の他の作業項目と区別する際に役立ちます。 |
Dimension |
True |
作業項目の種類 |
System.WorkItemType |
String |
この作業項目の種類の名前。 |
Dimension |
True |
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リンクの関係の追跡に使用するフィールド
リンクの関係の追跡に使用されるシステム フィールドを次の表に示します。 これらはリンク属性です。
フィールド名 |
参照名 |
型 |
説明 |
レポート可能フィールドの既定値 |
既定のインデックス フィールド値 |
---|---|---|---|---|---|
説明 |
System.Links.Description |
PlainText |
作業項目の種類、ID、およびリンク先の作業項目のタイトルが含まれます。 このフィールドを選択して、作業項目フォームのリンク一覧に列として表示させることができます。 |
なし |
False |
コメント |
System.Links.Comment |
PlainText |
2 つの作業項目間にリンクの関係が作成されるときにチーム メンバーによって入力されるコメントが含まれます。 このフィールドを選択して、作業項目フォームのリンク一覧に列として表示させることができます。 |
なし |
False |
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追跡フィールド
作業項目の種類の進捗、状態、および優先度を追跡するために使用されるフィールドを次の表に示します。 これらのフィールドは、MSF for Agile Software Development v5.0 および MSF for CMMI Process Improvement v5.0 に対する作業項目の種類の定義で定義されます。
フィールド名 |
参照名 |
型 |
説明 |
レポート可能フィールドの既定値 |
既定のインデックス フィールド値 |
---|---|---|---|---|---|
アクティブ化した人 |
Microsoft.VSTS.Common.ActivatedBy |
String |
作業項目をアクティブ化または再アクティブ化したチーム メンバーの名前。 |
Dimension |
False |
アクティブ化された日 |
Microsoft.VSTS.Common.ActivatedDate |
DateTime |
作業項目がアクティブ化または再アクティブ化された日時。 |
Dimension |
False |
アクティビティ |
Microsoft.VSTS.Common.Activity |
String |
作業項目タスクを実行するために必要なアクティビティの種類。 |
Dimension |
False |
終了者 |
Microsoft.VSTS.Common.ClosedBy |
String |
作業項目を終了したチーム メンバーの名前。 |
Dimension |
False |
終了日 |
Microsoft.VSTS.Common.ClosedDate |
DateTime |
作業項目が終了した日時。 |
Dimension |
False |
優先順位 |
Microsoft.VSTS.Common.Priority |
Integer |
業務に関連付けた場合のバグ、懸案事項、タスク、またはテスト ケースの主観的な評価。 次の値を指定できます。
|
Dimension |
False |
順位 |
Microsoft.VSTS.Common.Rank |
Double |
同じ種類の他の作業項目と比較した場合のユーザー ストーリー、タスク、懸案事項、またはバグの主観的な評価。 小さい数値が割り当てられている項目は、大きい数値を割り当てられている項目よりも前に修正する必要があります。 |
Dimension |
False |
解決者 |
Microsoft.VSTS.Common.ResolvedBy |
String |
バグを解決したチーム メンバーの名前。 |
Dimension |
False |
解決日 |
Microsoft.VSTS.Common.ResolvedDate |
DateTime |
バグが解決された日時。 |
Dimension |
False |
解決理由 |
Microsoft.VSTS.Common.ResolvedReason |
String |
バグ、変更要求、懸案事項、要件、校閲、リスク、またはタスクが解決された理由を記録します。 たとえば、要件のコードが完成した、バグが修正されたなどです。 このフィールドは読み取り専用です。 |
Dimension |
False |
リスク |
Microsoft.VSTS.Common.Risk |
String |
ユーザー ストーリーを正常に完了することを主観的に評価した場合の相対的な不確実性。 次の値を指定できます。
|
Dimension |
False |
重大度 |
Microsoft.VSTS.Common.Severity |
String |
プロジェクトに対するバグの影響の主観的な評価。 次の値を指定できます。
|
Dimension |
False |
スタック順位 |
Microsoft.VSTS.Common.StackRank |
Double |
スタック順位の値が低い項目から作業します。 トリアージで設定されます。 |
Dimension |
False |
状態の変更日 |
Microsoft.VSTS.Common.StateChangeDate |
DateTime |
[状態] フィールドの値が変更された日時。 |
なし |
False |
タスクの種類 |
Microsoft.VSTS.Common.TaskType |
String |
バグによって最も影響を受ける要件の種類。 推奨値は、機能性、パフォーマンス、セキュリティ、使用可能性、およびガイダンスです。 |
Dimension |
False |
次の表に、CMMI プロセス テンプレートで定義されている作業項目に対する設定値とワークフロー進行状況を追跡するフィールドを示します。
フィールド名 |
参照名 |
データ型 |
説明 |
reportable 型属性の既定値 |
index 属性の既定値 |
---|---|---|---|---|---|
ブロック |
Microsoft.VSTS.CMMI.Blocked |
String |
チーム メンバーが要件またはタスクの遂行を妨げられていないかどうか、あるいは、バグ、懸案事項、タスク、または変更要求の解決を妨げられていないかどうか。 懸案事項を開いて、ブロッキングの問題を追跡している場合は、懸案事項へのリンクを作成する必要があります。 [はい] または [いいえ] を指定できます。 |
Dimension |
False |
コミット済み |
Microsoft.VSTS.CMMI.Committed |
String |
プロジェクト内で要件がコミットされているかどうか。 [はい] または [いいえ] を指定できます。
メモ
このフィールドは、要件に対してのみ指定できます。
|
なし |
False |
エスカレート |
Microsoft.VSTS.CMMI.Escalate |
String |
懸案事項がプロジェクト計画のクリティカル パスに影響を及ぼしているかどうか。 [はい] または [いいえ] を指定できます。
メモ
このフィールドは、懸案事項に対してのみ指定できます。
|
なし |
False |
確率 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Probability |
Integer |
リスクが発生する確率を 1 ~ 99 の値で指定します。 値が高いほど、リスクの発生する確率が高くなることを意味します。
メモ
このフィールドは、リスクに対してのみ指定できます。
|
なし |
False |
トリアージ |
Microsoft.VSTS.Common.Triage |
String |
作業項目が保留中であるトリアージ決定の種類を示します。 このフィールドを使用するのは、作業項目が提案済み状態の場合です。 次のいずれかの値を指定できます。
メモ
このフィールドは、要件、タスク、変更要求、バグ、および懸案事項に対してのみ指定できます。
|
Dimension |
False |
レビュー必要 |
Microsoft.VSTS.CMMI.RequiresReview |
String |
タスクによって実行された作業に正式レビューが必要かどうかを示します。 [はい] または [いいえ] を指定できます。 [はい] をクリックした場合は、レビュー作業項目を作成し、タスクからリンクする必要があります。 |
なし |
False |
テスト必要 |
Microsoft.VSTS.CMMI.RequiresTest |
String |
タスクによって実行された作業に対してテストが必要かどうかを示します。 [はい] または [いいえ] を指定できます。 [はい] をクリックした場合は、テスト ケースを作成し、タスクからリンクする必要があります。 |
なし |
False |
目標とする解決日 |
Microsoft.VSTS.CMMI.TargetResolveDate |
DateTime |
懸案事項の解消が予想される日付。 このフィールドは、懸案事項にのみ適用されます。 |
Dimension |
False |
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スケジューリング フィールド
スケジューリングと作業項目トラッキングに使用可能なフィールドを次の表に示します。 これらのフィールドは、MSF for Agile Software Development v5.0 および MSF for CMMI Process Improvement v5.0 に対する作業項目の種類の定義で定義されます。 これらのフィールドは、Office Project バージョンのイテレーション計画が選択された場合、Office Project と同期化され、使用できます。 詳細については、「Microsoft Project を使用することによるタスクのスケジュール設定およびリソースの割り当て」および「Microsoft Project のフィールド マッピングのカスタマイズ」を参照してください。
フィールド名 |
参照名 |
型 |
説明 |
レポート可能フィールドの既定値 |
既定のインデックス フィールド値 |
---|---|---|---|---|---|
実績作業 |
Microsoft.VSTS.Scheduling.CompletedWork |
Double |
タスクの完了にかかった時間数。 |
Measure、Sum |
False |
期限 |
Microsoft.VSTS.Scheduling.DueDate |
DateTime |
懸案事項の完了が予想される日付。 このフィールドは、アジャイル プロセス テンプレートにおける懸案事項作業項目にのみ適用されます。 |
Dimension |
False |
完了日 |
Microsoft.VSTS.Scheduling.FinishDate |
DateTime |
スケジュールに示されている作業項目の完了予定日時。 |
Dimension |
False |
最初の見積もり |
Microsoft.VSTS.Scheduling.OriginalEstimate |
Double |
タスクを完了させるために必要であると判断された時間。 |
Measure、Sum |
False |
残存作業 |
Microsoft.VSTS.Scheduling.RemainingWork |
Double |
タスクを完了するための残りの時間数。 |
Measure、Sum |
False |
開始日 |
Microsoft.VSTS.Scheduling.StartDate |
DateTime |
スケジュールに示されている作業項目の開始予定日時。 |
Dimension |
False |
ストーリー ポイント |
Microsoft.VSTS.Scheduling.StoryPoints |
Double |
ユーザー ストーリーのサイズを把握する主観的な測定単位。 ユーザー ストーリーに割り当てるポイントが大きいほど、実装に必要な作業量が多いということです。 このフィールドは、アジャイル ソフトウェア開発用の MSF プロセス テンプレートでのみ定義されています。 |
Measure |
Sum |
ビルド統合フィールド
ビルド情報を作業項目トラッキングに統合するために使用可能なフィールドを次の表に示します。 これらのフィールドは、MSF for Agile Software Development v5.0 および MSF for CMMI Process Improvement v5.0 に対する作業項目の種類の定義で定義されます。
フィールド名 |
参照名 |
型 |
説明 |
レポート可能フィールドの既定値 |
インデックス付き |
---|---|---|---|---|---|
発見されたビルド |
Microsoft.VSTS.Build.FoundIn |
String |
バグが発見された製品ビルド番号 (リビジョンとも呼ばれます)。 |
Dimension |
False |
統合ビルド |
Microsoft.VSTS.Build.IntegrationBuild |
String |
コードを取り込む製品ビルド番号またはバグを修正する製品ビルド番号。 |
Dimension |
False |
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テスト統合フィールド
次の表に、Microsoft テスト マネージャー で使用されるフィールド、および、作業項目のテスト ケースと共有ステップの種類を示します。 これらのフィールドは、MSF for Agile Software Development バージョン 5.0 および MSF for CMMI Process Improvement バージョン 5.0 の作業項目の種類の定義の中で定義されています。これらのフィールドの使用方法の詳細については、「テストの作成および管理」を参照してください。
フィールド名 |
参照名 |
型 |
説明 |
reportable 型属性の既定値 |
index 属性の既定値 |
---|---|---|---|---|---|
自動テスト ID |
Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestId |
String |
テスト ケースを自動化するテストの ID。 |
なし |
False |
自動テスト名 |
Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestName |
String |
テスト ケースの自動化に使用するテストの名前。 |
なし |
False |
自動テスト ストレージ |
Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestStorage |
String |
テスト ケースを自動化するテストを含むアセンブリ。 |
なし |
False |
自動テストの種類 |
Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestType |
String |
テスト ケースを自動化するテストの種類。 |
なし |
False |
オートメーションの状態 |
Microsoft.VSTS.TCM.AutomationStatus |
String |
テスト ケースの状態。 次の値を指定できます。
|
detail |
False |
ローカル データ ソース |
Microsoft.VSTS.TCM.LocalDataSource |
HTML |
テストをサポートするローカル データ ソース。 |
なし |
False |
パラメーター |
Microsoft.VSTS.TCM.Parameters |
HTML |
テストするパラメーター |
なし |
False |
再現手順 |
Microsoft.VSTS.TCM.ReproSteps |
HTML |
予期しない動作を再現するために必要な手順。 |
なし |
False |
手順 |
Microsoft.VSTS.TCM.Steps |
HTML |
テストを実行するために必要な手順。 |
なし |
False |
システム情報 |
Microsoft.VSTS.TCM.SystemInfo |
HTML |
テストに関連するソフトウェアとシステム構成に関する情報。 |
なし |
False |
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要件に対してのみ追跡されるフィールド (CMMI)
開発する要件の種類の追跡に使用できるフィールドの説明と、製品全体に対するその重要性を次の表に示します。
フィールド名 |
参照名 |
データ型 |
説明 |
reportable 型属性の既定値 |
index 属性の既定値 |
---|---|---|---|---|---|
必要条件の種類 |
Microsoft.VSTS.CMMI.RequirementType |
String |
実装する要件の種類を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。
|
Dimension |
False |
影響の評価 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ImpactAssessmentHtml |
HTML |
この要件を実装しなかった場合の顧客への影響を示します。 この要件が Surprise カテゴリ、Required カテゴリ、または Obvious カテゴリにあるかどうかについて、Kano モデルから詳細を含めることができます。 |
なし |
False |
ユーザー受け入れテスト |
Microsoft.VSTS.CMMI.UserAcceptanceTest |
String |
要件のユーザー受け入れテストの状態を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。
[準備不完了] は要件の状態がアクティブのときに指定し、[準備完了] は要件の状態が解決済みの場合に指定する必要があります。 |
なし |
False |
領域の専門家 |
Microsoft.VSTS.CMMI.SubjectMatterExpert1 … Microsoft.VSTS.CMMI.SubjectMatterExpert3 |
String |
この要件が表す顧客の区分に精通しているチーム メンバーを 3 人まで指定します。 名前を指定できるのは有効なチーム メンバーのみです。 |
なし |
False |
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バグの追跡にのみ使用されるフィールド (CMMI)
次の表が示すフィールドは、報告もインデックス付けもされません。
フィールド名 |
参照名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|---|
症状 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Symptom |
HTML |
予期しない動作について記述します。 |
提案された修正 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ProposedFix |
HTML |
報告された問題を修正するために提案された変更について記述します。 |
発見環境 |
Microsoft.VSTS.CMMI.FoundInEnvironment |
String |
バグが発見されたソフトウェア セットアップと構成について記述します。 |
根本原因 |
Microsoft.VSTS.CMMI.RootCause |
String |
エラーの原因について記述します。 次のいずれかの値を指定できます。
|
発見方法 |
Microsoft.VSTS.CMMI.HowFound |
String |
バグが発見された方法について記述します。 たとえば、バグは顧客によるレビューで発見されたり、アドホック テストによって発見されたりします。 |
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変更要求の追跡にのみ使用されるフィールド (CMMI)
次の表に、変更要求を追跡するためだけに使用されるフィールドを示します。 MSF CMMI Process Improvement バージョン 5.0 のプロセス テンプレートでは、作業項目の変更要求の種類が定義されています。 詳細については、「変更要求 (CMMI)」を参照してください。
これらのフィールドはレポート可能でないか、または、これらのフィールドのインデックスが作成されません。
フィールド名 |
参照名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|---|
根拠 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Justification |
HTML |
変更が提案された理由と、変更によって製品や顧客にもたらされる価値について説明します。 |
アーキテクチャへの影響 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ImpactOnArchitecture |
HTML |
変更による、アーキテクチャへの影響について説明します。 このフィールドを使用し、影響を受けるアーキテクチャのセクションと、変更を実装するためにかかるコストについて詳しく説明します。 |
ユーザー エクスペリエンスへの影響 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ImpactOnUserExperience |
HTML |
変更による、ユーザー エクスペリエンスへの影響について説明します。 このフィールドを使用し、影響を受けるユーザー インターフェイスのセクションと、変更を実装するためにかかるコストについて詳しく説明します。 |
テストへの影響 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ImpactOnTest |
HTML |
変更による、テストへの影響について説明します。 このフィールドを使用し、影響を受けるテストと、変更を実装するためにかかるコストについて詳しく説明します。 |
開発への影響 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ImpactOnDevelopment |
HTML |
変更による、開発および製品設計の影響について説明します。 このフィールドを使用し、影響を受ける開発領域および設計と、変更を実装するためにかかるコストについて詳しく説明します。 |
技術発行物への影響 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ImpactOnTechnicalPublications |
HTML |
変更による、製品ドキュメントへの影響について説明します。 このフィールドを使用し、影響を受けるドキュメントのセクションと、変更を実装するためにかかるコストについて詳しく説明します。 |
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懸案事項の追跡にのみ使用されるフィールド (CMMI)
次の表が示すフィールドは、インデックス付けされません。
フィールド名 |
参照名 |
データ型 |
説明 |
reportable 型属性の既定値 |
---|---|---|---|---|
分析 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Analysis |
HTML |
懸案事項の根本原因とそれを解決する 1 つ以上の解決策について記述します。 |
なし |
是正措置による実際の解決 |
Microsoft.VSTS.CMMI.CorrectiveActionActualResolution |
HTML |
懸案事項を解決するためにチームが実際に行った措置について記述します。 |
なし |
是正措置の計画 |
Microsoft.VSTS.CMMI.CorrectiveActionPlan |
HTML |
チームで合意した、提案された是正措置について記述します。 |
なし |
プロジェクト合意への影響 |
Microsoft.VSTS.Common.Severity |
String |
プロジェクトに対するバグの影響の主観的な評価について記述します。 次の値を指定できます。
メモ
クエリ エディターで表示されるフィールドの名前は [重大度レベル] です。このフィールドを使用してバグとリスクの重大度を追跡することもできます。
|
Dimension |
目標とする解決日 |
Microsoft.VSTS.CMMI.TargetResolveDate |
DateTime |
懸案事項がクリティカルになって、プロジェクト計画のクリティカル パスに影響を与え始める日付を指定します。 |
なし |
リスクの追跡にのみ使用されるフィールド (CMMI)
次の表が示すフィールドは、報告もインデックス付けもされません。
フィールド名 |
参照名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|---|
コンティンジェンシー計画 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ContingencyPlan |
HTML |
リスクが発生したときの措置について記述します。 タスクを作成してリスク作業項目にリンクすることにより、代替計画を実施するためにチームが完了させる必要のある作業を追跡できます。 また、懸案事項作業項目を作成して、リスクが影響を及ぼす 1 つ以上の懸案事項を追跡することもできます。 |
軽減計画 |
Microsoft.VSTS.CMMI.MitigationPlan |
HTML |
リスクの可能性または影響を軽減するための措置について記述します。 タスクを作成してリスク作業項目にリンクすることにより、軽減計画を実施するためにチームが完了させる必要のある作業を追跡できます。 |
軽減トリガー |
Microsoft.VSTS.CMMI.MitigationTriggers |
HTML |
チームがどのようにリスクを軽減できるかを決定する条件またはイベントについて記述します。 たとえば、気象予報で明日から 4 日以内にオフィスから 50 マイル以内で氷雨を伴う暴風または台風が発生すると予測される場合、トリアージ チームは予備の発電機の調達を承認してそれを入手する必要があります。 |
確率 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Probability |
Integer |
リスクが発生する確率を示します。 有効な確率値は、1 ~ 99 です。99 は、リスクがほぼ確実に発生することを示します。 |
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レビュー会議の追跡にのみ使用されるフィールド (CMMI)
次の表に、チームが情報とレビュー会議の変更の追跡に使用できるフィールドを示します。 チームは、Microsoft Solutions Framework (MSF) CMMI Process Improvement バージョン 5.0 のプロセス テンプレートで定義されているレビュー作業項目を使用することにより、この種類の情報を指定することができます。
これらのフィールドはレポート可能でないか、または、これらのフィールドのインデックスが作成されません。
フィールド名 |
参照名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|---|
目的 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Purpose |
HTML |
会議の目的と焦点について記述します。 |
説明 |
Microsoft.VSTS.CMMI.Comments |
HTML |
記録する詳細情報について記述します。 |
会議メモ |
Microsoft.VSTS.CMMI.Minutes |
HTML |
チームが会議で話し合ったことと、合意に達したことの詳細を記述します。 このフィールドを使用して、チームがレビューした内容、チームが適用した基準、および特定された問題を記録できます。 |
会議の種類 |
Microsoft.VSTS.CMMI.MeetingType |
String |
会議の場所を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。
|
招集日時 |
Microsoft.VSTS.CMMI.CalledDate |
DateTime |
会議が予定されている日付と時刻を指定します。 |
招集者 |
Microsoft.VSTS.CMMI.CalledBy |
String |
会議をスケジュールしたチーム メンバーの名前を指定します。 |
必須の参加者 1 … 必須の参加者 8 |
Microsoft.VSTS.CMMI.RequiredAttendee1 … Microsoft.VSTS.CMMI.RequiredAttendee8 |
String |
会議に出席する必要がある 1 人以上のチーム メンバーの名前を指定します。 |
任意の参加者 1 … 任意の参加者 8 |
Microsoft.VSTS.CMMI.OptionalAttendee1 … Microsoft.VSTS.CMMI.OptionalAttendee8 |
String |
会議に招待されているが、出席する必要はない 1 人以上のチーム メンバーの名前を指定します。 |
実際の参加者 1 … 実際の参加者 8 |
Microsoft.VSTS.CMMI.ActualAttendee1 … Microsoft.VSTS.CMMI.ActuallAttendee8 |
String |
会議に出席した 1 人以上のチーム メンバーの名前を指定します。 |
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タスクの追跡にのみ使用されるフィールド (CMMI)
チームが作業しているタスクの種類の追跡に使用できるフィールドの説明を次の表に示します。
フィールド名 |
参照名 |
データ型 |
説明 |
reportable 型属性の既定値 |
index 属性の既定値 |
---|---|---|---|---|---|
作業分野 |
Microsoft.VSTS.Common.Discipline |
String |
タスクを完了する予定のチーム メンバーの作業分野を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。
|
Dimension |
なし |
タスクの種類 |
Microsoft.VSTS.CMMI.TaskType |
String |
実装するタスクの種類を指定します。 次のいずれかの値を指定できます。
|
Dimension |
なし |
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参照
参照
概念
その他の技術情報
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
2010 年 7 月 |
一部のシステム フィールドの表示名が修正され、また、[ページのトップへ] リンクが追加されました。 |
情報の拡充 |