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CDaoRecordset::Find

比較演算子を使用して、ダイナセット タイプのレコードセットまたはスナップショット タイプのレコードセットの特定の文字列を検索します。

virtual BOOL Find(
   long lFindType,
   LPCTSTR lpszFilter 
);

パラメーター

  • lFindType
    要求する検索操作の型を示す値。 次の値を指定できます。

    • AFX_DAO_NEXT   次に来る一致する文字列の位置を検索します。

    • AFX_DAO_PREV   前にある一致する文字列の位置を検索します。

    • AFX_DAO_FIRST   最初に来る一致する文字列の位置を検索します。

    • AFX_DAO_LAST   最後にある一致する文字列の位置を検索します。

  • lpszFilter
    レコードの位置検索に使われる文字列式 (SQL ステートメントの WHERE 句から WHERE を除いた部分に当たるようなもの)。 次に例を示します

    rs.Find(AFX_DAO_FIRST, _T("EmployeeID = 7"));
    rs.Find(AFX_DAO_NEXT, _T("LastName = 'Jones'"));
    

戻り値

一致するレコードが見つかった場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

文字列の最初、次、前、最後のインスタンスを検索できます。 Find は仮想関数なので、オーバーライドし、独自の実装を追加できます。 FindFirstFindLastFindNext、および FindPrev メンバー関数は、Find メンバー関数を呼び出すため、すべての検索操作の動作を Find を使用して制御できます。

テーブル タイプのレコードセットのレコードを検索する場合は、Seek メンバー関数を呼び出します。

ヒント

レコードの集約が少ないほど、Find は能率的になります。 一般的に、特に ODBC データでは、必要なレコードだけを取得する新しいクエリを作成する方が効率的です。

関連情報については、DAO ヘルプの「FindFirst, FindLast, FindNext, FindPrevious Methods」を参照してください。

必要条件

**ヘッダー:**afxdao.h

参照

参照

CDaoRecordset クラス

階層図

CDaoRecordset::FindFirst

CDaoRecordset::FindLast

CDaoRecordset::FindNext

CDaoRecordset::FindPrev

その他の技術情報

CDaoRecordset のメンバー