ウィンドウ オブジェクトの操作
ウィンドウの操作では、次の 2 種類の処理が必要になります。
Windows メッセージの処理
ウィンドウ内での描画
任意のウィンドウ (独自の子ウィンドウなど) で Windows メッセージを処理するには、「関数へのメッセージの割り当て」を参照して、メッセージを C++ ウィンドウ クラスに対応付けます。 次に、メッセージ処理用のメンバー関数をクラスに作成します。
フレームワーク アプリケーションでは、ほとんどの描画はビューで行われます。ウィンドウのコンテンツを描画する必要がある場合は、必ずビューの OnDraw メンバー関数が呼び出されます。 ウィンドウがビューの子ウィンドウである場合は、OnDraw でウィンドウのメンバー関数の 1 つを呼び出すことにより、ビューの描画の一部を子ウィンドウが代行できます。
いずれの場合も、描画するためにはデバイス コンテキストが必要です。 デバイス コンテキストはウィンドウに関連付けられており、描画する場合はデバイス コンテキストに格納されているストック ペン、ブラシなどのグラフィック オブジェクトを使用できます。 または、これらのオブジェクトに対して特殊効果を施すこともできます。 デバイス コンテキストを好みに合わせてセットアップした後、CDC (デバイス コンテキスト クラス) のメンバー関数を呼び出して、線、影、配色、および座標系の処理を行うことができます。