CView::OnActivateView

[アーティクル]
08/09/2011

ビューがアクティブまたは非アクティブになるとき、フレームワークが呼び出します。

virtual void OnActivateView(
   BOOL bActivate,
   CView* pActivateView,
   CView* pDeactiveView 
);

パラメーター

bActivate
ビューがアクティブにされているか、非アクティブにされているかを示します。
pActivateView
アクティブにされているビューオブジェクトへのポインター。
pDeactiveView
非アクティブになるビューオブジェクトへのポインターを指定します。

解説

この関数の既定の実装は、アクティブになるビューにフォーカスを設定します。ビューがアクティブまたは非アクティブになるときに、特別な処理をする場合は、この関数をオーバーライドします。たとえば、アクティブビューと非アクティブビューを区別するための特別な目印を表示する場合は、パラメーター bActivate を調べてその値に応じてビューの表示を更新します。

アクティブビューで何の変更もせずに、アプリケーションのメインフレームウィンドウがアクティブになると、パラメーター pActivateView とパラメーター pDeactiveView は同じビューを指します。たとえば、フォーカスがアプリケーション内のビュー間で転送されるのではなく、他のアプリケーションからこのアプリケーションへ転送されている場合、または MDI 子ウィンドウ間でフォーカスを切り替えたときです。このとき必要に応じて、ビューのパレットを再現できます。

CFrameWnd::GetActiveView が返したビュー以外で CFrameWnd::SetActiveView が呼び出されたときは、これらのパラメーターは異なります。このケースは、分割ウィンドウで頻繁に起こります。