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CScrollBar::Create

Windows のスクロール バーを作成し、それを CScrollBar オブジェクトに関連付けます。

virtual BOOL Create(
   DWORD dwStyle,
   const RECT& rect,
   CWnd* pParentWnd,
   UINT nID 
);

パラメーター

  • dwStyle
    スクロール バーのスタイルを指定します。 スクロール バーに対して任意のスクロール バー スタイルの組み合わせを適用できます。

  • rect
    スクロール バーのサイズと位置を指定します。 RECT 構造体または CRect オブジェクトのいずれかを指定できます。

  • pParentWnd
    スクロール バーの親ウィンドウを指定します。通常、CDialog オブジェクトになります。 NULL は指定できません。

  • nID
    スクロール バーのコントロール ID を指定します。

戻り値

正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

CScrollBar オブジェクトは、次の手順で構築します。 まず、コンストラクターを呼び出して CScrollBar オブジェクトを構築します。続いて、Create 関数を呼び出して Windows のスクロール バーを作成、初期化し、CScrollBar オブジェクトに関連付けます。

スクロール バーには、次のウィンドウ スタイルを指定できます。

  • WS_CHILD   常時

  • WS_VISIBLE   通常

  • WS_DISABLED   まれ

  • WS_GROUP   コントロールのグループ化

使用例

// Example 1:
// Create a horizontal CScrollBar control as a child window of CMyDialog 
// class (a CDialog-derived class). The scroll bar is NOT visible until the
// call ShowScrollBar() is made. m_ScrollBarHorz is of type CScrollBar class,
// and it is a member variable in CMyDialog class.
VERIFY(m_ScrollBarHorz.Create(SBS_HORZ | SBS_TOPALIGN | WS_CHILD,
   CRect(5, 5, 100, 30), this, IDC_SCROLLBARCTRL));

m_ScrollBarHorz.ShowScrollBar();

// Example 2:
// Create a vertical CScrollBar control as a child window of CMyDialog 
// class (a CDialog-derived class). m_ScrollBarVert is of type CScrollBar 
// class, and it is a member variable in CMyDialog class.
VERIFY(m_ScrollBarVert.Create(SBS_VERT | SBS_LEFTALIGN | WS_CHILD | 
   WS_VISIBLE, CRect(5, 30, 30, 130), this, IDC_SCROLLBARCTRL));

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CScrollBar クラス

階層図

CScrollBar::CScrollBar

その他の技術情報

CScrollBar のメンバー