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方法: 仮想ユーザー アクティビティ チャートを使用してロード テスト中に仮想ユーザーが行っている操作を分析する

仮想ユーザー アクティビティ チャートを使用すると、ロード テストに関連付けられた仮想ユーザー アクティビティを表示できます。 チャートの各行は、個別の仮想ユーザーを表します。 仮想ユーザー アクティビティ チャートには、各仮想ユーザーがテスト中に実行した処理が詳しく表示されます。 これにより、ユーザー アクティビティのパターンおよびロード パターンを把握し、失敗したテストまたは時間のかかったテストを関連付け、他の仮想ユーザー アクティビティで要求を確認できます。 仮想ユーザー アクティビティ チャートは、ロード テストの実行が完了した後にのみ使用できます。

以下の手順は、仮想ユーザー アクティビティ チャートを表示する方法、特定のユーザー アクティビティを調べる方法、およびフィルター処理を使用する方法を示します。

仮想ユーザー アクティビティ チャートをロード テストの結果に表示するには

  1. 仮想ユーザー データを表示するには、まずロード テストに関連付けられた [タイミングの詳細ストレージ] プロパティの [すべての個別詳細] 設定を構成する必要があります。 そのうえで、ロード テストを実行します。 詳細については「方法: 詳細情報を収集するようにロード テストを構成してテスト結果で仮想ユーザー アクティビティを有効にする」を参照してください。

  2. ロード テストの実行後、テスト結果の概要ページが表示されます。 ツール バーの [ユーザーの詳細] をクリックします。

    または

    ツール バーの [グラフ] をクリックしてグラフ ビューを開きます。 グラフを右クリックし、[ユーザーの詳細に移動] をクリックします。

    このオプションを使用すると、仮想ユーザー アクティビティ チャートが右クリックしたテストの部分に自動的にズームします。 たとえば、ポインターを約 30 秒の目盛りに置くと、仮想ユーザー アクティビティ チャートの下部にある期間にズーム ツールの 30 秒マーク付近に詳細ビューが表示されます。

    これで、仮想ユーザー アクティビティ チャートで特定のユーザー アクティビティの詳細を調べることができます。

仮想ユーザー アクティビティ チャートで特定のユーザーのアクティビティを調べるには

  1. 仮想ユーザー アクティビティ チャートの下部にある、期間にズーム ツールを使用し、チャート内で特定のユーザーの詳細を調べる領域を選択します。

  2. グラフの詳細の上にポインターを置きます。 ツール ヒントに次の情報が表示されます。

    • ユーザー ID

    • シナリオ

    • テスト

    • URL (テストまたはトランザクションには表示されません)

    • 成果

    • ブラウザー (テストまたはトランザクションには表示されません)

    • Network

    • 開始時間

    • 継続時間

    • エージェント

    • テスト ログ (テスト ログへのリンク)

      注意

      アプリケーションのデバッグに役立つように、[テスト ログ] リンクをクリックすると、そのログに関連付けられた Web テストの結果または単体テストの結果が開きます。

    これで、仮想ユーザー アクティビティ チャートで使用できるフィルター処理操作と強調表示操作を使用できます。

仮想ユーザー アクティビティ チャートでフィルター処理オプションを使用するには

  1. [詳細の凡例] で、ドロップダウン リストを使用して、[テスト][ページ]、または [トランザクション] を選択します。

    [詳細の凡例] パネル

    詳細な凡例パネル

  2. ロード テストに関連付けられたエラー、ログ、テスト、検索、および aspx の各ページのチェック ボックスをオンまたはオフにします。

    それに合わせて仮想ユーザー アクティビティ チャートが更新されます。

    仮想ユーザー アクティビティ チャートには、数種類の基準に基づいてテスト、ページ、およびトランザクションを除外する機能が用意されています。 ビューから特定のテストを削除したり、成功したすべてのテストを削除したりできます。特定のエラーで失敗したテストを削除することもできます。 ログがないテストをすべて削除することもできます。

    たとえば、[(エラーの強調表示)] オプションを選択できます。これにより、買い物カゴのすべてのエラーが赤で表示されます。 [(ログのある結果を強調表示)] オプションを選択することもできます。これにより、ログのあるすべてのテスト結果がグラフ内で緑で表示されます。

    [フィルター結果] パネル

    結果パネルのフィルター処理

  3. [フィルター結果] で、次のフィルター オプションのチェック ボックスをオンまたはオフにします。

    • [ログのある結果のみを表示]   関連付けられたテスト ログがあるテスト結果のみが表示されます。

    • [成功した結果の表示]   成功した結果が表示されます。

    • [エラーのある結果の表示]   デバッグに役立つエラーのある結果が表示されます。

      注意

      [エラーのある結果の表示] ノードの下に表示されるエラーの種類の一覧は、Web パフォーマンス テスト結果ビューアーのツール バーの [テーブル] をクリックして詳しく調べることができます。 詳細については「エラー テーブルを使用したロード テストのエラーの分析」を参照してください。

    それに合わせて仮想ユーザー アクティビティ チャートが更新されます。

参照

概念

ロード テスト アナライザーの概要

その他の技術情報

ロード テスト アナライザーの詳細ビューでのロード テストの仮想ユーザー アクティビティの分析

チュートリアル: 仮想ユーザー アクティビティ チャートを使用した問題の特定