@ (応答ファイルの指定)
応答ファイルを指定します。
@response_file
引数
- response_file
コンパイラ オプションやコンパイルするソース コード ファイルの一覧を含むファイル。
解説
@ オプションを使用すると、コンパイラ オプションおよびコンパイルするソース コード ファイルを含むファイルを指定できます。 これらのコンパイラ オプションおよびソース コード ファイルは、コマンド ラインで指定された場合と同様に、コンパイラによって処理されます。
コンパイル時に複数の応答ファイルを指定するには、複数の応答ファイル オプションを指定します。 次に例を示します。
@file1.rsp @file2.rsp
応答ファイルでは、複数のコンパイラ オプションとソース コード ファイルを 1 行に記述できます。 1 つのコンパイラ オプションは 1 行に指定する必要があり、複数行にわたって指定できません。
応答ファイルには、シャープ記号 (#) で始まるコメントを記述できます。
応答ファイルでのコンパイラ オプションの指定は、コマンド ラインでのコンパイラ オプションの指定とまったく同じです。 詳細については、「コマンド ラインからのビルド」を参照してください。
コマンド ラインでコマンド オプションを指定した場合と同様に、コンパイラはこれらのオプションを出現順に処理します。 したがって、1 つの応答ファイル内に含まれるオプションが、他の応答ファイル内のオプションや、コマンド ライン オプションと対応しない場合もあります。 このような場合は、エラーになります。
応答ファイルを入れ子にすることはできません。 応答ファイル内には、@response_file を配置できません。 そのような場合は、JScript コンパイラがエラーを報告します。
使用例
サンプルの応答ファイルの一部を次に示します。
# build the first output file
/target:exe /out:MyExe.exe source1.js source2.js