方法: Microsoft Excel を使用してロード テスト パフォーマンス レポートを作成する
このトピックの内容は、次の製品に該当します。
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複数のテスト結果に基づいて、Microsoft Excel のロード テスト レポートを生成することができます。 次の 2 種類のロード テスト レポートを作成できます。
比較の実行 表と横棒グラフを使用して 2 つのロード テストの結果のデータを比較したレポートのセットが作成されます。
傾向 複数のロード テスト結果に基づく傾向分析を生成できます。 結果は折れ線グラフで表示されますが、データをピボットテーブルで表示することもできます。
ヒント
また、概要ビュー、グラフ ビュー、およびテーブル ビューのデータをコピー アンド ペーストすることにより、Microsoft Word レポートを手動で作成できます。 詳細については「方法: Microsoft Word を使用してロード テスト パフォーマンス レポートを手動で作成する」を参照してください。
どちらのレポートも、関係者とパフォーマンス データを共有し、システム全体のパフォーマンスおよび正常性が改善しているか悪化しているかを伝えるために使用できます。
レポート定義はロード テスト データベースに格納されます。 レポートが保存されるとき、レポートの定義がこのデータベースに保存され、後で再利用できます。
さらに、関係者がデータベースに接続しなくてもレポートを表示できるように、Excel ブックを関係者と共有することができます。
注意
Excel ブックは共有できますが、ブックを変更できるのはコンピューターに Visual Studio 2010 Ultimate をインストールしているユーザーのみです。 それ以外のユーザーは、Office のリボンの [ロード テスト] タブに [ロード テスト レポート] が表示されませんが、ブックを表示することはできます。
次の図は、トランザクション (買い物カゴの更新) の速度低下と (% プロセッサ) カウンターの減少の間の関連付けを表示するレポートの例です。 これは、潜在的な問題がデータベースでもネットワークでもなくアプリケーション コードに存在することを示しており、ASP.NET プロファイラーを使用した診断が推奨されます。 ASP.NET プロファイラーの使用詳細情報:「ASP.NET ロード テストのプロファイリング」を参照してください。
Excel レポートを生成するには、ロード テスト アナライザーのツール バーの [Excel レポートの作成] ボタンをクリックするか、Excel で Office リボンの [ロード テスト] タブで [ロード テスト レポート] をクリックします。
注意
ロード テストにコメントを追加すると、Excel レポートに表示されます。 詳細については、「方法: ロード テスト アナライザーを使用して、完了したロード テストの分析中にコメントを追加する」および「方法: ロード テスト アナライザーを使用して、実行中のロード テストにコメントを追加する」を参照してください。
ヒント
Visual Studio 2010 Service Pack 1 をインストールしている場合は、Microsoft Excel レポートが正しく機能するために Microsoft Office 2010 Service Pack 1 をインストールする必要があります。 同じように、Microsoft Office 2010 Service Pack 1 をインストールするには、Visual Studio 2010 Service Pack 1 をインストールする必要があります。 どちらの Service Pack もインストールしていない場合、Microsoft Excel の Office リボンに [ロード テスト] タブが表示されません。
Excel を使用してロード テスト比較レポートを生成するには
レポートを生成する前に、ロード テストを実施する必要があります。 詳細については、「ロード テストの実行」を参照してください。
Excel のロード テスト レポートは、次の 2 つの方法で作成できます。
ロード テストの完了後、[ロード テストの結果] ページで、ツール バーの [Excel レポートの作成] をクリックします。
注意
Web パフォーマンス テスト結果ビューアー ツール バーの [Excel レポートの作成] ボタンが無効になっている場合、Microsoft Excel を 1 回実行して、このボタンを有効にする必要があります。 Visual Studio 2010 Ultimate のインストール時に、Visual Studio 2010 Ultimate のロード テスト用の Microsoft Excel アドインがコンピューターにコピーされます。ただし、このアドインのインストール プロセスを完了するには、Microsoft Excel を実行する必要があります。
Microsoft Excel が開き、ロード テスト レポートの生成ウィザードが表示されます。
または
Microsoft Excel を開き、Office リボンの [ロード テスト] タブをクリックし、[ロード テスト レポート] をクリックします。
ロード テスト レポートの生成ウィザードが表示されます。
[ロード テストを含むデータベースを選択] ページの [サーバー名] の下に、ロード テスト結果が格納されているサーバーの名前を入力します。
[データベース名] のドロップダウン リストで、ロード テスト結果が格納されているデータベースを選択します。
[レポートの生成方法を選択してください。] ページで、[レポートの作成] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
[生成するレポートの種類を選択してください。] ページで、[比較の実行] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
[ロード テスト レポートの詳細を入力] ページで、[レポート名] にレポートの名前を入力します。
レポートを生成するロード テストを選択し、[次へ] をクリックします。
[レポートの実行を選択] ページの [レポートに追加する 1 つ以上の実行を選択] で、レポートで比較するロード テスト結果を 2 つ選択し、[次へ] をクリックします。
注意
生成できるのは、2 つのロード テスト結果に基づく比較レポートのみです。 ロード テスト結果を 1 つしか選択していない場合、または 3 つ以上選択した場合は、警告メッセージが表示されます。
[レポートのカウンターを選択] ページでは、[レポートに追加する 1 つ以上のカウンターを選択] で、展開可能なカウンターの一覧からカウンターを選択してレポートをカスタマイズできます。 既定では、次のカウンターがレポートに選択されます。
LoadTest:Page - 平均 ページ時間
LoadTest:Request - 要求数 (毎秒)
LoadTest:Scenario - ユーザー負荷
LoadTest:Test - 平均 テスト時間
LoadTest:Test - 総テスト数
LoadTest:Transaction - 平均 応答時間
LoadTest:Transaction - 総トランザクション数
Memory - 使用可能なメモリ (MB)
Network Interface - 総バイト数 (毎秒)
PhysicalDisk - アイドル時間 (%)
Process - プロセッサ時間 (%)
Processor - プロセッサ時間 (%)
レポートに選択した 2 つのテストの実行から、比較するカウンターを選択し、[完了] をクリックします。
次のスプレッドシート タブのある Excel ブック レポートが生成されます。
目次: ロード テスト レポートの名前と目次が表示されます。目次には、レポート内の各種タブへのリンクが含まれます。
実行数: レポートで比較される 2 つの実行に関する詳細が表示されます。
テストの比較: 比較される 2 つの実行間のパフォーマンスの低下と向上の詳細を示す棒グラフが表示されます。
ページの比較: テストの実行のさまざまなページについて 2 つの実行を比較する、棒グラフとパフォーマンス比較データ (%) が表示されます。
コンピューター比較: 使用されたコンピューターに基づく 2 つの実行の比較データが表示されます。
誤差比較: 2 つの実行で発生したエラーの種類と発生回数を比較します。
ヒント
レポートの有用性を高めるために、ロード テストと Web パフォーマンス テストでは、より詳細なレポートを実現するいくつかのプロパティを使用できます。 ページ要求には、レポートに表示されるプロパティが 2 つあります。"目標" と "レポート名" です。 ページ応答時間は目標に対比して報告され、レポート名はレポート内で URL の代わりに使用されます。 ロード テストの [実行設定] の [カウンター セットの管理] では、レポート コンピューターの名前に "コンピューター タグ" プロパティが表示されます。 これは、レポート内で特定のコンピューターの役割を示すために役立ちます。
Excel を使用してロード テスト傾向レポートを生成するには
レポートを生成する前に、ロード テストを実施する必要があります。 詳細については、「ロード テストの実行」を参照してください。
Excel のロード テスト レポートは、次の 2 つの方法で作成できます。
ロード テストの完了後、[ロード テストの結果] ページで、ツール バーの [Excel レポートの作成] をクリックします。
注意
Web パフォーマンス テスト結果ビューアー ツール バーの [Excel レポートの作成] ボタンが無効になっている場合、Microsoft Excel を 1 回実行して、このボタンを有効にする必要があります。 Visual Studio 2010 Ultimate のインストール時に、Visual Studio 2010 Ultimate のロード テスト用の Microsoft Excel アドインがコンピューターにコピーされます。ただし、このアドインのインストール プロセスを完了するには、Microsoft Excel を実行する必要があります。
Microsoft Excel が開き、ロード テスト レポートの生成ウィザードが表示されます。
または
Microsoft Excel を開き、Office リボンの [ロード テスト] タブをクリックし、[ロード テスト レポート] をクリックします。
ロード テスト レポートの生成ウィザードが表示されます。
[ロード テストを含むデータベースを選択] ページの [サーバー名] の下に、ロード テスト結果が格納されているサーバーの名前を入力します。
[データベース名] のドロップダウン リストで、ロード テスト結果が格納されているデータベースを選択します。
[レポートの生成方法を選択してください。] ページで、[レポートの作成] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
[生成するレポートの種類を選択してください。] ページで、[傾向] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリックします。
[ロード テスト レポートの詳細を入力] ページで、[レポート名] にレポートの名前を入力します。
レポートを生成するロード テストを選択し、[次へ] をクリックします。
[レポートの実行を選択] ページの [レポートに追加する 1 つ以上の実行を選択] で、レポートで比較するロード テスト結果を選択し、[次へ] をクリックします。
[レポートのカウンターを選択] ページの [レポートに追加する 1 つ以上のカウンターを選択] で、展開可能なカウンターの一覧からカウンターを選択して、レポートをカスタマイズできます。 既定では、次のカウンターがレポートに選択されます。
LoadTest:Page - 平均 ページ時間
LoadTest:Request - 要求数 (毎秒)
LoadTest:Scenario - ユーザー負荷
LoadTest:Test - 平均 テスト時間
LoadTest:Test - 総テスト数
LoadTest:Transaction - 平均 応答時間
LoadTest:Transaction - 総トランザクション数
LoadTest:Transaction - 総トランザクション数 (毎秒)
Memory - 使用可能なメモリ (MB)
Network Interface - 総バイト数 (毎秒)
PhysicalDisk - アイドル時間 (%)
Process - プロセッサ時間 (%)
Processor - プロセッサ時間 (%)
レポートに選択したテストの実行から、傾向の分析で比較するカウンターを選択し、[完了] をクリックします。
目次のあるレポートが生成されます。目次には、レポートに生成された各種の Excel ブック タブへのリンクが含まれます。 これらのリンクは、傾向レポートに選択されたカウンターに基づいて生成されます。 たとえば、手順 7 で既定のカウンターを選択すると、手順 7 の一覧にあるカウンターごとにデータが生成され、Excel の各タブに個別に表示されます。 各カウンターに対して生成されたデータは、傾向を示すグラフとして表示されます。
ヒント
レポートの有用性を高めるために、ロード テストと Web パフォーマンス テストでは、より詳細なレポートを実現するいくつかのプロパティを使用できます。 ページ要求には、レポートに表示されるプロパティが 2 つあります。"目標" と "レポート名" です。 ページ応答時間は目標に対比して報告され、レポート名はレポート内で URL の代わりに使用されます。 ロード テストの [実行設定] の [カウンター セットの管理] では、レポート コンピューターの名前に "コンピューター タグ" プロパティが表示されます。 これは、レポート内で特定のコンピューターの役割を示すために役立ちます。
セキュリティ
ロード テストの結果とレポートには、機密情報になり得る情報が含まれており、コンピューターまたはネットワークに対する攻撃を行うために使用されるおそれがあります。 ロード テストの結果とレポートには、コンピューター名と接続文字列が含まれています。 ロード テストのレポートを他のユーザーと共有する場合は、この点に注意する必要があります。