方法: 作業項目をモデル要素にリンクする
更新 : 2010 年 9 月
Visual Studio Ultimate では、任意のモデル要素を Team Foundation Server 内の作業項目にリンクできます。 これにより、タスク、テスト ケース、バグ、要求、問題、またはモデルの特定のパートに関連付けられているその他の作業を追跡できます。 また、任意のドキュメントをリンク先の作業項目にアタッチすることで、そのドキュメントをモデル要素に関連付けることもできます。
注意
このようなリンクを作成できるのは、プロジェクトで Team Foundation Server が使用され、コンピューターにチーム エクスプローラーがインストールされている場合だけです。 リンクを作成し、作業項目からリンクを表示するには、Microsoft Visual Studio 2010 Visualization and Modeling Feature Pack をダウンロードしてインストールします。 詳細については、「方法: 作業項目をモデル要素にリンクする」を参照してください。
たとえば、次のようなリンクを作成できます。
ユーザー ストーリー作業項目からユーザー ストーリーが一連の操作として実現される方法を表すアクティビティ図へのリンク。
ユース ケース図のユース ケースからユース ケースが正しく実装されていることを確認するテスト ケース作業項目へのリンク。
UML クラス図のクラスの属性から属性の実装でのエラーに関するバグ作業項目へのリンク。
コンポーネント図のコンポーネントからその開発を追跡するタスク作業項目へのリンク。 通常、このようなタスクは複数の小さいタスクの親です。
作業項目を図または UML モデル エクスプローラーで選択できる任意の要素にリンクできます。 次に例を示します。
UML クラス、生存線、ユース ケース、サブシステム、アクティビティ、オブジェクト ノード、コンポーネント、インターフェイスなどの UML モデルのすべての要素。
関連、汎化、依存関係、フロー、メッセージなどの UML モデルのすべての関係。
クラスの属性と操作、生存線の実行発生、アクティビティの入力ピンと出力ピン、コンポーネントのパートとポートなどの要素のパート。
レイヤーおよびレイヤーの依存関係。
コメントおよびコメント リンク。
図。 図を選択するには、図の空白部分をクリックします。
このトピックの内容
Team Foundation Server に接続するには
モデル要素を新しい作業項目にリンクするには
モデル要素を既存の作業項目にリンクするには
モデル要素にリンクされている作業項目を開くには
モデル要素から作業項目リンクを削除するには
Team Foundation Server に接続するには
[表示] メニューの [チーム エクスプローラー] をクリックします。
正しいサーバーとプロジェクトが表示されていない場合は、[既存のチーム プロジェクトの追加] をクリックし、正しいサーバーとプロジェクトを選択します。
チーム エクスプローラーで、作業項目の生成、リンク、または表示を行うプロジェクトをクリックします。
チーム エクスプローラーで、プロジェクトが強調表示されます。
モデル要素を新しい作業項目にリンクするには
チーム エクスプローラーで、次の作業を行います。
新しい作業項目を生成する Team Foundation Server に接続していることを確認します。
チーム エクスプローラーで、新しい作業項目を生成するプロジェクトをクリックして選択します。
図または UML モデル エクスプローラーで、モデル要素を右クリックし、[作業項目の作成] をポイントし、目的の作業項目の種類をクリックします。
作業項目フォームが表示されます。
作業項目のフィールドを設定し、[作業項目の保存] をクリックします。
新しい作業項目がモデル要素にリンクされます。 モデル要素上、またはモデル要素の近くにアイコンが表示されます。
重要
このリリースでは、リンクはモデル要素から作業項目への一方向のみを指します。 モデル要素と作業項目間の双方向リンクを有効にするには、Microsoft Visual Studio 2010 Visualization and Modeling Feature Pack をインストールします。 つまり、UML モデル要素から作業項目へのリンクを作成すると、作業項目からモデル要素へのリンクも作成されます。 作業項目内にこのリンクを表示するには、作業項目を開いて手動で最新表示するか、クエリを閉じてから再び開きます。 レイヤー要素と作業項目間の双方向リンクを有効にするには、Visual Studio 2010 Service Pack 1 をインストールします。 インストールしないと、作業項目からリンクを作成しなければならなくなります。 詳細については、「方法: 作業項目をモデル要素にリンクする」を参照してください。
モデル要素を既存の作業項目にリンクするには
チーム エクスプローラーで、目的の作業項目を含む Team Foundation Server に接続していることを確認します。
図または UML モデル エクスプローラーで、要素を右クリックし、[作業項目へリンク] をクリックします。
[作業項目へのリンク] ダイアログ ボックスが表示されます。
[プロジェクト] フィールドでプロジェクトを選択します。
次のいずれかの方法で、モデル要素にリンクする 1 つ以上の作業項目を選択します。
[保存されたクエリ] でクエリを選択する。
1 つ以上の作業項目の ID を入力する (複数入力する場合はスペースで区切る)。
[次を含むタイトル] に単語または語句を入力する。
[検索] をクリックします。
作業項目のリストが表示されます。
目的の 1 つ以上の作業項目のチェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
モデル要素の [作業項目] プロパティに以前よりも大きい数字が表示されます。 モデル要素上、またはモデル要素の近くにアイコンが表示されます。
重要
このリリースでは、リンクはモデル要素から作業項目への一方向のみを指します。 モデル要素と作業項目間の双方向リンクを有効にするには、Microsoft Visual Studio 2010 Visualization and Modeling Feature Pack をインストールします。 つまり、UML モデル要素から作業項目へのリンクを作成すると、作業項目からモデル要素へのリンクも作成されます。 作業項目内にこのリンクを表示するには、作業項目を開いて手動で最新表示するか、クエリを閉じてから再び開きます。 レイヤー要素と作業項目間の双方向リンクを有効にするには、Visual Studio 2010 Service Pack 1 をインストールします。 インストールしないと、作業項目からリンクを作成しなければならなくなります。 詳細については、「方法: 作業項目をモデル要素にリンクする」を参照してください。
モデル要素にリンクされている作業項目を開くには
チーム エクスプローラーで、モデル要素のリンク先の Team Foundation Server に接続していることを確認します。
図または UML モデル エクスプローラーで、モデル要素を右クリックし、[作業項目の表示] をクリックします。
作業項目リスト ウィンドウが開き、接続されている作業項目のリストが表示されます。
注意
現在選択されているサーバー内の作業項目のみが表示されます。 リストが空の場合は、チーム エクスプローラーで正しいサーバーが選択されていることを確認してください。
モデル要素から作業項目リンクを削除するには
チーム エクスプローラーで、モデル要素のリンク先の Team Foundation Server に接続していることを確認します。
図または UML モデル エクスプローラーで、モデル要素を右クリックし、[作業項目の削除] をクリックします。
または
図または UML モデル エクスプローラーで、モデル要素を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウの [作業項目] プロパティにリンクされている作業項目の数が表示されます。
[作業項目] プロパティの省略記号ボタン [...] をクリックします。
[作業項目へのリンクの削除] ダイアログ ボックスが表示されます。
注意
現在選択されているサーバー内の作業項目のみが表示されます。 リストが空で、作業項目の数が 0 ではない場合は、チーム エクスプローラーで正しいサーバーに接続していることを確認してください。
リンクを解除する作業項目の横にあるチェック ボックスをオフにし、[OK] をクリックします。
モデル要素の作業項目へのリンクが解除されます。
重要
モデル要素からのリンクを削除すると、作業項目から要素へのリンクも削除されます。 作業項目を編集してモデル要素へのリンクを削除することはお勧めできません。この場合、モデル要素から作業項目へのリンクは削除されないためです。 代わりに、モデル要素からの作業項目リンクを削除してください。
参照
概念
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
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2010 年 9 月 |
トピックを更新して、モデル要素と作業項目間のリンク動作を明確にする内容を追加しました。 |
カスタマー フィードバック |
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2011 年 3 月 |
Visual Studio 2010 Service Pack 1 のレイヤー図への作業項目リンクに対する修正を反映するために更新されました。 |
情報の拡充 |