座標系 (グラフ コントロール)
グラフ コントロールでは、座標系を使用して、グラフのピクチャに含まれるタイトル、凡例、注釈、およびグラフ領域の位置を指定します。そのために、各要素の Position プロパティを使用します。
グラフの座標系には次の特性があります。
グラフの座標系には原点 (0,0) があり、グラフのピクチャの左上隅に配置されます。
(X,Y) 座標の場合、X 値は水平の軸を示し、Y 値は垂直の軸を示します。
単位は、グラフのピクチャの幅および高さに占める比率です。座標値は 0 から 100 までの値です。相対座標なので、グラフのサイズを変更しても、その他のオブジェクト間の比率は維持されます。
グラフ領域では、似ている座標系を使用して、各要素の位置を指定します。座標 (0,0) はグラフ領域の左上隅を示し、座標 (100,100) はグラフ領域の右下隅を示します。凡例をグラフ領域にドッキングすると、グラフ領域の座標系を使用して位置が決まります。
3D グラフ
3D グラフの座標系には Z 座標が加えられます (X,Y,Z)。Z も、グラフ領域の奥行きに占める割合です。グラフ領域の奥の壁は 0 の Z 値を持ち、グラフ領域の最前面は 100 の Z 値を持ちます。
詳細については、「3D グラフ」を参照してください。
カスタム描画
コードに GDI+ 関数を使用してカスタム描画を実行するには、相対座標をピクセル単位の絶対座標に変換する必要があります。ChartGraphics クラスには、PointF、RectangleF、および SizeF の各構造体について、絶対から相対、および相対から絶対の変換に使用できるメソッドが含まれます。
関連項目
参照
System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting
System.Web.UI.DataVisualization.Charting