日付と時刻の値の操作 (グラフ コントロール)
デザイン時にグラフ コントロールで日付と時刻の値を使用するには、Series.XValueType プロパティまたは Series.YValueType プロパティを DateTime に設定します。プロパティ ウィンドウで、X 値または Y 値を "11/21/2008" のような書式の文字列に設定できるようになります。また、デザイン領域で軸ラベルの書式をプレビューすることもできます。
また、プロパティ ウィンドウで Series.XValueType プロパティまたは Series.YValueType プロパティを DateTime に設定すると、各軸の Axis.Minimum プロパティおよび Axis.Maximum プロパティを日付と時刻の書式の値に設定できるようになります。
ラベルの書式を日付および時刻の値に調整するには、Series.LabelFormat プロパティまたは DataPoint.LabelFormat プロパティを使用します。軸ラベルの書式を調整するには、Axis.LabelStyle.Format プロパティを使用します。DateTime 構造体でサポートされる標準およびカスタムの日付および時刻の書式設定文字列をすべて使用できます。たとえば、標準の書式設定文字列 "D" は、使用しているオペレーティング システムの地域設定で長い日付パターンに対応します。
日付および時刻の書式設定文字列の詳細については、「Date and Time Format Strings (日付および時刻の書式設定文字列)」を参照してください。
実行時の日付と時刻の値の操作
グラフ コントロールで、すべての日付と時刻の値は double 値として格納されます。DateTime 値と double 値の間で変換するには、DateTime 構造体で FromOADate() メソッドおよび ToOADate メソッドを使用します。
次のコードは、グラフ コントロールの double 値と DateTime 値を変換する方法の例です。
Imports System.Web.UI.DataVisualization.Charting
…
Chart1.Series(0).XValueType = ChartValueType.DateTime;
Dim x As New System.DateTime(2008, 11, 21)
Chart1.Series(0).Points.AddXY(x.ToOADate(), 34)
…
Dim dt As System.DateTime = System.DateTime.FromOADate(Chart1.Series(0).Points(0).XValue)
using System.Web.UI.DataVisualization.Charting;
…
Chart1.Series[0].XValueType = ChartValueType.DateTime;
System.DateTime x = new System.DateTime(2008, 11, 21);
Chart1.Series[0].Points.AddXY(x.ToOADate(), 34);
…
System.DateTime dt = System.DateTime.FromOADate(Chart1.Series[0].Points[0].XValue);
グリッド線、目盛り、およびラベルの整列
日付と時刻の値を持つデータを描画する場合、各データ ポイントに合わせて軸のグリッド線、目盛り、およびラベルを整列することはできません。たとえば、グラフ上の最初のデータ ポイントが "November 21" という X 値でも、対応するグリッド線、目盛り、およびラベルは "January 1" の可能性があります。項目を正しく整列するには、Axis.IntervalOffset プロパティおよび Axis.InterOffsetType プロパティを使用します。
関連項目
参照
System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting
System.Web.UI.DataVisualization.Charting