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CWinApp::m_dwRestartManagerSupportFlags

再起動マネージャーがどのように動作するかを示すフラグです。

DWORD m_dwRestartManagerSupportFlags;

解説

再起動マネージャーを有効にするには、m_dwRestartManagerSupportFlags に目的の動作を設定します。 使用できるフラグを次の表に示します。

フラグ

説明

AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_RESTART

アプリケーションは、CWinApp::RegisterWithRestartManager を使用して登録されます。 アプリケーションが予期せず終了した場合、アプリケーションは再起動マネージャーによって再起動されます。

  • AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_RECOVERY

アプリケーションが再起動マネージャーに登録されます。再起動マネージャーがアプリケーションを再起動する際に、回復コールバック関数が呼び出されます。 既定の回復コールバック関数は、CWinApp::ApplicationRecoveryCallback です。

  • AFX_RESTART_MANAGER_AUTOSAVE_AT_RESTART

自動保存が有効化され、アプリケーションの再起動時に、開いているドキュメントが再起動マネージャーによって自動保存されます。

  • AFX_RESTART_MANAGER_AUTOSAVE_AT_INTERVAL

自動保存が有効化され、開いているドキュメントが一定の間隔で再起動マネージャーによって自動保存されます。 間隔は、CWinApp::m_nAutosaveInterval で定義されます。

  • AFX_RESTART_MANAGER_REOPEN_PREVIOUS_FILES

再起動マネージャーは、アプリケーションが予期せず終了した後にアプリケーションを再起動し、前に開いていたドキュメントを開きます。 CDataRecoveryHandler クラスにより、開いていたドキュメントの一覧の格納とドキュメントの復元が処理されます。

  • AFX_RESTART_MANAGER_RESTORE_AUTOSAVED_FILES

再起動マネージャーによりアプリケーションが再起動された後、自動保存ファイルを復元するかどうかを確認するメッセージがユーザーに表示されます。 CDataRecoveryHandler クラスによって、ユーザーに確認します。

  • AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_NO_AUTOSAVE

AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_RESTARTAFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_RECOVER、および AFX_RESTART_MANAGER_REOPEN_PREVIOUS_FILES の結合。

  • AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_ALL_ASPECTS

AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_NO_AUTOSAVEAFX_RESTART_MANAGER_AUTOSAVE_AT_RESTARTAFX_RESTART_MANAGER_AUTOSAVE_AT_INTERVAL、および AFX_RESTART_MANAGER_RESTORE_AUTOSAVED_FILES の結合。

  • AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_RESTART_ASPECTS

AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_RESTARTAFX_RESTART_MANAGER_AUTOSAVE_AT_RESTARTAFX_RESTART_MANAGER_REOPEN_PREVIOUS_FILES、および AFX_RESTART_MANAGER_RESTORE_AUTOSAVED_FILES の結合。

  • AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_RECOVERY_ASPECTS

AFX_RESTART_MANAGER_SUPPORT_RECOVERYAFX_RESTART_MANAGER_AUTOSAVE_AT_INTERVALAFX_RESTART_MANAGER_REOPEN_PREVIOUS_FILES、および AFX_RESTART_MANAGER_RESTORE_AUTOSAVED_FILES の結合。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

処理手順

方法: 再起動マネージャーのサポートを追加する

参照

CWinApp クラス

階層図