チュートリアル: セットアップ プロジェクトを使用した Visual C++ アプリケーションの配置
セットアップ プロジェクトを使用して Visual C++ アプリケーションを配置する方法について説明します。
必須コンポーネント
このチュートリアルを実行するには、次のコンポーネントが必要です。
Visual Studio 2010 がインストールされているコンピューター
Visual C++ ライブラリがない追加のコンピューター
セットアップ プロジェクトを使用してアプリケーションを配置するには
新しい Visual Studio ソリューションを作成するため、MFC アプリケーション ウィザードを使用します。 このウィザードを実行するには、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの [Visual C++] ノードを展開し、[MFC] を選択します。[MFC アプリケーション] をクリックし、プロジェクトの名前を入力して、[OK] をクリックします。
アクティブなソリューション構成を [解放] に変更します。 [ビルド] メニューの [構成マネージャー] をクリックします。 [構成マネージャー] ダイアログ ボックスで、[アクティブ ソリューション構成] ボックスの [解放] をクリックします。
F7 キーを押してアプリケーションをビルドします。 または、[ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックします。 これにより、セットアップ プロジェクトで MFC Application プロジェクトの出力を使用できるようになります。
[セットアップ プロジェクト] テンプレートを使用して、Setup1 という新しいセットアップ プロジェクトをソリューションに追加します。 このテンプレートを検索するには、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスで [その他のプロジェクトの種類] ノードを展開し、[セットアップと配置] を展開します。次に、[Visual Studio インストーラー] ノードをクリックして [セットアップ プロジェクト] をクリックします。 [ソリューション] ボックスの [ソリューションに追加] をクリックし、[OK] をクリックします。
MFC アプリケーション プロジェクトの出力をセットアップ プロジェクトに追加します。 これを行うには、ソリューション エクスプローラーの Setup1 を右クリックし、[追加] をポイントし、[プロジェクト出力] をクリックします。
[プロジェクト出力グループの追加] ダイアログ ボックスで、[プライマリ出力] をクリックします。
[構成] ボックスの一覧で [Release Win32] をクリックし、[OK] をクリックします。
ソリューション エクスプローラーで [Setup1] ノードを展開し、[見つかった依存関係] ノードを右クリックします。 次に、[依存関係の更新] をクリックします。
Visual Studio は Visual C++ ライブラリの依存マージ モジュール (.msm) ファイルをセットアップ プロジェクトに追加します。
セットアップ プロジェクトをビルドして、インストーラー ファイル (Setup1.msi および setup.exe) を作成します。 これを行うには、ソリューション エクスプローラーで Setup1 プロジェクト ノードを右クリックし、[ビルド] をクリックします。
Visual Studio によって、セットアップ プロジェクトの Release フォルダーにインストーラー ファイルが作成されます。
Visual C++ ライブラリがないもう 1 台のコンピューターでインストーラーを実行します。
Setup1.msi および setup.exe を 2 台目のコンピューターにコピーします。
2 台目のコンピューターで setup.exe を実行します。 セットアップ ウィザードで指示される手順に従って、インストールを完了します。