CFieldExchange クラス
データベース クラスで使うレコード フィールド エクスチェンジ (RFX) ルーチンとバルク レコード フィールド エクスチェンジ (Bulk RFX) ルーチンをサポートします。
class CFieldExchange
解説
CFieldExchange には、基本クラスはありません。
独自のデータ型のデータ交換ルーチンを記述するとき、またはバルク行フェッチを実装するとき、このクラスを使います。それ以外には、このクラスを直接使うことはありません。 RFX と Bulk RFX は、レコードセット オブジェクトのフィールド データ メンバーと、データ ソースの現在のレコードの対応するフィールドの間でデータを交換します。
注意
ODBC (Open Database Connectivity) クラスではなく、DAO (Data Access Objects) クラスを使用して作業する場合は、代わりに CDaoFieldExchange クラスを使用します。 詳細については、「データ アクセス プログラミング」を参照してください。
CFieldExchange オブジェクトは、レコード フィールド エクスチェンジまたはバルク レコード フィールド エクスチェンジの実行に必要なコンテキスト情報を提供します。 CFieldExchange オブジェクトは、パラメーターとフィールド データ メンバーのバインド、現在のレコードのフィールドの各種フラグの設定などを含む多くの操作をサポートします。 RFX と Bulk RFX 操作の対象は、CFieldExchange クラスの enum FieldType で定義された型のレコードセット クラスのデータ メンバーです。 次の FieldType の値を使用できます。
CFieldExchange::outputColumn (フィールド データ メンバーの場合)
CFieldExchange::inputParam または CFieldExchange::param (入力パラメーター データ メンバーの場合)
CFieldExchange::outputParam (出力パラメーター データ メンバーの場合)
CFieldExchange::inoutParam (入出力パラメーター データ メンバーの場合)
次に説明するメンバー関数とデータ メンバーの多くは、ユーザー独自の RFX ルーチンを記述するために用意されています。 SetFieldType を頻繁に使うことになります。 詳細については、「レコード フィールド エクスチェンジ (RFX)」と「レコードセット (ODBC)」を参照してください。 バルク行フェッチの詳細についてを参照してください「レコード セット：一括 (ODBC) 内のレコードをフェッチ。 RFX グローバル関数と Bulk RFX グローバル関数の詳細については、このヘルプの「MFC マクロとグローバル」の「レコード フィールド エクスチェンジ (RFX) 関数」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxdb.h