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CDrawingManager::DrawShadow

四角形領域に影を描画します。

BOOL DrawShadow(
   CRect rect,
   int nDepth,
   int iMinBrightness = 100,
   int iMaxBrightness = 50,
   CBitmap* pBmpSaveBottom = NULL,
   CBitmap* pBmpSaveRight = NULL,
   COLORREF clrBase = (COLORREF)-1,
   BOOL bRightShadow = TRUE 
);

パラメーター

  • [入力] rect
    アプリケーション内の四角形領域。 描画マネージャーは、この領域の下に影を描画します。

  • [入力] nDepth
    影の幅と高さ。

  • [入力] iMinBrightness
    影の最も暗い部分を示す値。

  • [入力] iMaxBrightness
    影の最も明るい部分を示す値。

  • [入力] pBmpSaveBottom
    影の下部のイメージを含むビットマップへのポインター。

  • [入力] pBmpSaveRight
    四角形の右側に描画する影のイメージを含むビットマップへのポインター。

  • [入力] clrBase
    影の色。

  • [入力] bRightShadow
    影の描画方法を示すブール値パラメーター。 bRightShadow が TRUE の場合、DrawShadow は四角形の右側に影を描画します。

戻り値

正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

pBmpSaveBottom パラメーターおよび pBmpSaveRight パラメーターを使用して、下部および右側の影の有効な 2 つのビットマップを指定できます。 これらの CBitmap オブジェクトに関連する GDI オブジェクトがある場合、DrawShadow はそれらのビットマップを影として使用します。 CBitmap パラメーターに関連する GDI オブジェクトがない場合、DrawShadow は影を描画し、ビットマップをパラメーターに関連付けます。 以降の DrawShadow の呼び出しで、これらのビットマップを用意することで描画プロセスを高速化できます。 CBitmap クラスおよび GDI オブジェクトの詳細については、「グラフィック オブジェクト」を参照してください。

これらのパラメーターのいずれかが NULL の場合、DrawShadow は自動的に影を描画します。

bRightShadow を FALSE に設定すると、四角形領域の下と左側に影が描画されます。

使用例

CDrawingManager クラスの DrawShadow メソッドの使用方法を示す例を次に示します。 このコード スニペットは、「PropSheetDemo サンプル:プロパティ シート デモンストレーション アプリケーション」の一部です。

    // CDC* pDC
    // CRect rectHeader
    CDrawingManager dm (*pDC);
    // Draw a shadow for a rectangular area.
    // second parameter is the depth of the shadow
    dm.DrawShadow (rectHeader, 2);  

必要条件

**ヘッダー:**afxdrawmanager.h

参照

参照

CDrawingManager クラス

階層図