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方法 : Visual Basic で XML IntelliSense を有効にする

Visual Basic の XML IntelliSense は、XML スキーマで定義されている要素の単語入力を補完します。 Visual Basic で XML IntelliSense を有効にするには、以下を行う必要があります。

  1. アプリケーションが読み書きする XML ファイルの XML スキーマ (XSD) ファイルを入手します。

  2. XML スキーマ ファイルをプロジェクトに含めます。

  3. 対象の名前空間をコード ファイルまたはプロジェクトにインポートします。 対象の名前空間は、XSD スキーマの targetNamespace 属性または tns 属性によって識別されます。

    対象の名前空間をインポートするには、Imports ステートメントを使用するか、またはプロジェクト デザイナーの [参照] ページを使用して、プロジェクトのすべてのコード ファイルに名前空間を追加します。

Visual Basic での XML IntelliSense の機能の詳細については、「Visual Basic における XML IntelliSense」を参照してください。 XML 名前空間のインポートの詳細については、「Imports ステートメント (XML 名前空間)」または「[参照設定] ページ (プロジェクト デザイナー) (Visual Basic)」を参照してください。

注意

お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。 これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。 詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

ビデオへのリンクこのトピックのビデオ版については、「Video How to: Enable XML IntelliSense in Visual Basic (ビデオ デモ: Visual Basic で XML IntelliSense を有効にする)」を参照してください。 関連のビデオ デモについては、「How Do I Enable XML IntelliSense and Use XML Namespaces? (XML IntelliSense を有効にして XML 名前空間を使用する方法)」を参照してください。

Visual Basic で XML IntelliSense を有効にする

XML ファイルがあり、それに対応する XSD スキーマ ファイルがない場合、SP1 では、XML to Schema ウィザードを使用して XSD スキーマ ファイルを作成できます。 Visual Studio XML エディターでスキーマの推論を使用することもできます。

XML to Schema ウィザードを使用して XML ファイルの XSD スキーマ ファイルを作成するには (SP1 が必要)

  1. プロジェクトで、[プロジェクト] メニューの [新しい項目の追加] をクリックします。

  2. [データ][共通項目] のいずれかのテンプレート カテゴリから Xml to Schema 項目テンプレートを選択します。

  3. 推論されるスキーマ セットを格納する 1 つまたは複数の XSD ファイルの名前を指定し、[追加] をクリックします。

  4. [XML ドキュメントからの XML スキーマ セットの生成] ウィンドウで、XML スキーマ セットを推論する対象の 1 つ以上の XML ドキュメントを追加します。

    • XML ドキュメントが含まれるテキスト ファイルを Windows エクスプローラーで追加するには、[ファイルから追加] をクリックします。

    • HTTP アドレスから XML ドキュメントを追加するには、[Web から追加] をクリックします。

    • XML ドキュメントの内容をウィザードにコピーまたは入力するには、[XML の入力または貼り付け] をクリックします。

  5. XML スキーマ セットを推論する対象の XML ドキュメント ソースをすべて指定したら、[OK] をクリックして XML スキーマ セットを推論します。 プロジェクト フォルダーの 1 つ以上の XSD ファイルにスキーマ セットが保存されます (スキーマ内の XML 名前空間ごとに 1 つのファイルが作成されます)。

Visual Studio XML エディターでスキーマの推論を使用して XML ファイルの XSD スキーマ ファイルを作成するには

  1. Visual Studio の XML デザイナーで XML ファイルを編集します。

  2. カーソルが XML ファイル内のどこかにあると、[XML] メニューが表示されます。 [XML] メニューの [スキーマの作成] をクリックします。 XML ファイルから推論される XSD スキーマから、XSD ファイルが作成されます。

  3. XSD スキーマ ファイルを保存します。

    注意

    同一のスキーマを使用する予定の複数の XML ドキュメントから、異なる XSD スキーマが推論される場合があります。 このようなことは、特定の要素と属性がいずれかの XML だけに存在したり、含まれている要素の順序が異なっていたりする場合に、発生する可能性があります。 XSD スキーマの推論を使用するときは、推論された XSD スキーマが完全で正確であることを確認する必要があります。

XSD スキーマ ファイルを含めるには

  • 既定では、Visual Basic プロジェクトには XSD ファイルは表示されません。 XSD ファイルがプロジェクトのフォルダーに既に含まれる場合は、ソリューション エクスプローラー[すべてのファイルを表示] ボタンをクリックします。 ソリューション エクスプローラーで XSD ファイルを探し、ファイルを右クリックし、[プロジェクトに含める] をクリックします。

  • XSD ファイルがまだプロジェクトの一部ではない場合は、ソリューション エクスプローラーで、XSD ファイルを格納するフォルダーを右クリックし、[追加] をポイントして、[既存の項目] をクリックします。 XSD ファイルを探し、[追加] をクリックします。

コード ファイルに XML 名前空間をインポートするには

  1. XSD スキーマで対象の名前空間を識別します。

  2. 次の例で示すように、コード ファイルの先頭に、対象の XML 名前空間の Imports ステートメントを追加します。

    Imports <xmlns:ns="http://someNamespace">
    

    既定の名前空間、つまり名前空間プレフィックスのない XML 要素および属性に適用される名前空間として、XML 名前空間をインポートするには、対象となる既定の XML 名前空間に Imports ステートメントを追加します。 名前空間プレフィックスは指定しないでください。 次に、Imports ステートメントの例を示します。

    Imports <xmlns="http://defaultNamespace">
    

プロジェクト内のすべてのファイルに XML 名前空間をインポートするには

  1. コード ファイルにインポートされた XML 名前空間は、そのコード ファイルのみに適用されます。 プロジェクト内のすべてのコード ファイルに適用する XML 名前空間をインポートするには、ソリューション エクスプローラー[My Project] をダブルクリックして、プロジェクト デザイナーを開きます。

  2. [参照] タブの [インポートされた名前空間] ボックスに、完全な XML 名前空間宣言の形式 (たとえば、<xmlns: ns="http://sampleNamespace">) で、対象の XML 名前空間を入力します。 対象の XML 名前空間で名前空間プレフィックスが指定されていない場合、その名前空間はプロジェクトの既定の XML 名前空間になります。

  3. [ユーザー インポートの追加] をクリックします。

参照

参照

Imports ステートメント (XML 名前空間)

[参照設定] ページ (プロジェクト デザイナー) (Visual Basic)

概念

Visual Basic における XML IntelliSense