WPF デザイナーでの整列
WPF Designer for Visual Studio には、開発者がユーザー インターフェイス上でコントロールを整列および配置するときに役立つさまざまな視覚上の手掛かりが用意されています。 コントロールの端からウィンドウの端までの距離を一定に保つには、マージンが役に立ちます。 スナップ線では、コントロールが他のコントロールと整列したことを視覚的に確認できます。 グリッド線は、多数のコントロールをグリッド パターン上で整列および配置する場合に便利です。 ここでは、WPF デザイナーのマージン、スナップ線、およびグリッド線について説明します。
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WPF デザイナーでは、マージンとはコントロールの端からホスト コンテナーの端までの間隔をいいます。 WPF デザイナーでコントロールを選択すると、コントロールの端からコンテナーの端までのマージンが黒い線で示されます。 マージン線がコントロールからウィンドウの端まで伸びている場合は、マージンが固定されていることを示します。 このコントロールの端からウィンドウの端までの距離は、ウィンドウのサイズを変更しても変化しません。 これに対し、マージン線がスタブとして表示され、ウィンドウの端まで伸びていない場合は、マージンが固定されていないため、コントロールの端からウィンドウの端までの距離が変化することを意味します。 たとえば、コントロールの上部および左のマージンが固定である場合、ウィンドウのサイズを変更しても、ウィンドウの左上隅に対するコントロールの位置は変化しません。 一方、下部および右のマージンが固定である場合、ウィンドウのサイズを変更すると、ウィンドウの左上隅に対するコントロールの位置が変化します。 上部と下部など、向かい合った端のマージンが固定である場合は、ウィンドウのサイズを変更すると、コントロールが引き延ばされます。 コントロールのマージンを設定する方法の詳細については、「方法 : WPF デザイナーでコントロールのマージンを設定する」を参照してください。
スナップ線
スナップ線は、コントロールをウィンドウ上の他のコントロールに対して整列させる場合に役立つ視覚上の手掛かりです。 ウィンドウ内でコントロールをドラッグし、別のコントロールと整列すると、スナップ線が表示されます。 スナップ線は赤い線として表示され、ドラッグしているコントロールと整列の対象であるコントロールを接続します。 スナップ線は、ドラッグしているコントロールの上端、下端、左端、または右端が別のコントロールの同じ端と整列したときに表示されます。 一部のコントロールでは、テキスト ベースラインが整列したときにもスナップ線が表示されます。 スナップ線の使用方法の詳細については、「方法 : テキストのベースラインとマージンの両方に整列させる」および「方法 : スナップ線を無効にする」を参照してください。
グリッド線
グリッド線は、WPF デザイナー内で Grid コンテナー コントロールを使用して配置したコントロールの整列に利用できます。 グリッド線は Grid の行および列の区分線を表します。 コントロールを Grid の行、列、またはセルに配置すると、Grid の行、列、またはセルの境界線までのマージンが示され、スナップ線を使用してコントロールを行または列の端と整列させることができます。 グリッド線の使用方法の詳細については、「方法 : グリッドに行と列を追加する」を参照してください。