チュートリアル: プロジェクトのテスト (C++)
デバッグ モードでプログラムを実行することにより、ブレークポイントを使用してプログラムを停止し、変数およびオブジェクトの状態を調べることができます。
この処理では、プログラムの実行による変数の値の変化を観察し、予測どおりの値にならない理由を推測します。
必須コンポーネント
このトピックは、C++ 言語の基本を理解していることを前提としています。 C++ の学習を始めたばかりのユーザーには、『C++ Beginner's Guide』(Herb Schildt 著) をお勧めします。このガイドはオンラインで入手できます (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=115303)。
プログラムをデバッグ モードで実行するには
ファイルが表示されていない場合は、編集領域の [testgames.cpp] タブをクリックします。
次の行をクリックし、エディターの現在の行に設定します。
solitaire = new Cardgame(1);
その行にブレークポイントを設定するには、[デバッグ] メニューの [ブレークポイントの設定/解除] をクリックするか F9 キーを押します。 また、コード行の左側の領域をクリックしてもブレークポイントを設定または解除できます。
ブレークポイント セットがある行の左側には赤い円が表示されます。
[デバッグ] メニューの [デバッグ開始] をクリックするか、または F5 キーを押します。
プログラムがブレークポイントの行に到達すると、実行が一時的に停止されます (プログラムが中断モードであるため)。 コード行の左側の黄色の矢印は、次に実行される行を示します。
Cardgame::totalparticipants 変数の値を調べるには、変数の上にマウス ポインターを置きます。 ツールヒント ウィンドウに、変数の名前とその値 "12" が表示されます。
Cardgame::totalparticipants 変数を右クリックします。 [式: 'totalparticipants'] をクリックして [ウォッチ式の追加] をクリックし、その変数を [ウォッチ] ウィンドウに表示します。 変数を選択して [ウォッチ] ウィンドウにドラッグしてもかまいません。
[デバッグ] メニューの [ステップ オーバー] をクリックするか F10 キーを押し、コードの次の行に進みます。
Cardgame::totalparticipants の値が "13" と表示されます。
main メソッド (return 0;) の最後の行を右クリックし、[カーソル行の前まで実行] をクリックします。 コード左側の黄色の矢印は、次に実行されるステートメントを示します。
Cardgame::totalparticipants の数は Cardgame が終了すると減少します。この時点では、すべての Cardgame ポインターが削除されているため Cardgame::totalparticipants は 0 のはずですが、[ウォッチ 1] ウィンドウには Cardgame::totalparticipants が "18" と表示されています。
コードにはバグがあります。次のセクションではそのバグを検出して修正します。
[デバッグ] メニューの [デバッグの停止] または Shift + F5 キーを押して、プログラムを停止します。
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