接続の頻度があまり高くないアプリケーション (ローカル データベース キャッシュ)
接続の頻度があまり高くないアプリケーションとは、リモート データベースのデータを使用するが、リモート データベースに常にアクセスできるとは限らないアプリケーションのことです。 接続の頻度があまり高くないアプリケーションは、継続的なアクセスが可能な状況でも、ほとんど変更されることがないデータ (状態の一覧など) をリモート データベースに継続的に照会するのは効率的でない場合に使用されます。 このような状況では、アプリケーションはクライアントに存在するローカル データベースのデータを使用し、リモート データベースとデータを定期的に同期できます。
注意
ローカル データベース キャッシュを構成して SQL Azure データベースと同期するときは、SQL Azure で簡単に使用できる同期コンポーネントをインストールすることをお勧めします。 詳細については、「接続の頻度があまり高くないアプリケーションの概要」の「SQL Azure でのローカル データベース キャッシュに関する制限事項」を参照してください。
次のトピックでは、ローカル データベース キャッシュを使用してクライアントにデータを格納するようにアプリケーションを構成する方法について説明します。 クライアントとサーバー データベースの間で変更されたデータを同期する方法も示します。
このセクションの内容
接続の頻度があまり高くないアプリケーションの概要
ローカル SQL Server Compact 3.5 データベースとサーバー上のリモート データベースの間の同期をアプリケーションに組み込む方法について説明します。方法 : アプリケーションでデータ同期を構成する
ローカル データ キャッシュをアプリケーションに追加して構成するための手順を示します。方法 : ローカル データベースとリモート データベースの間で同期を開始する
ローカル データベースとリモート データベースの同期を開始するコードをアプリケーションに追加するための手順を示します。方法 : ローカル データベースとリモート データベースで双方向同期を構成する
同期を構成して、クライアントの変更をサーバーにアップロードし、サーバーの変更をクライアントにダウンロードするための手順を示します。チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないアプリケーションの作成
ローカル データベース キャッシュをプロジェクトに追加して構成する方法、およびデータ バインド Windows フォームに同期機能を追加する方法について、詳細な手順を示します。チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないクライアント アプリケーションとローカル データベースの配置
アプリケーションと共にローカル データベース キャッシュを配置するための手順を示します。
参照
- Microsoft.Synchronization.Data
この名前空間には、共通の同期クラスが含まれています。
関連項目
データ アプリケーション開発の新機能
クライアント アプリケーションおよびデータ層アプリケーションのための新しいデータ機能に関する情報とリンクを示します。SQL Server Compact 3.5 と Visual Studio
SQL Server Compact 3.5 について簡単に紹介します。チュートリアル : ローカル データベース キャッシュを n 層アプリケーションに追加する
n 層データ アプリケーションのチュートリアルで作成したアプリケーションに Microsoft Synchronization Services for ADO.NET を組み込むための詳細な手順について説明します。n 層アプリケーションでのデータセットの操作
Visual Studio を使用して n 層アプリケーションの作成を支援する方法に関するトピックへのリンクを示します。