次の方法で共有


方法: エラー オブジェクトから情報を取得する (Visual Basic)

ランタイム エラーが発生すると、そのエラーを一意に識別するための情報と、エラー処理に使用できる情報が、Err オブジェクトに格納されます。

Err オブジェクトの各プロパティは、エラー処理ルーチン内の On Error Resume Next ステートメントおよび Exit Sub または Exit Function ステートメントの後で、0 または長さ 0 の文字列 ("") にリセットされます。 Clear メソッドを使用すると、Err を明示的にリセットできます。

注意

お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。 これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。 詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

エラー オブジェクトから情報を取得するには

  1. フィルターをかけることで特定のエラーのみ処理できます。 この例では、エラーをチェックし、FileNotFound エラーである場合には対応する処理を実行します。

    If Err.Number = 53 Then
      MsgBox("File Not Found")
    End If
    
  2. また、Description、Erl、HelpContext、Helpfile、LastDLLError、Number、Source などエラー オブジェクトの特定のプロパティを確認することもできます。 この例では、メッセージ ボックスに説明を表示します。

    MsgBox(Err.Description)
    

参照

参照

Err

Description

Number

HelpFile

HelpContext

LastDllError

Source

概念

構造化例外処理と非構造化例外処理に適した状況 (Visual Basic)