次の方法で共有


CInternetFile::SetReadBufferSize

CInternetFile 派生オブジェクトによって使用される一時的な読み出しバッファーのサイズを設定します。

BOOL SetReadBufferSize(
  UINT nReadSize 
);

パラメーター

  • nReadSize
    バイト単位のバッファー サイズ。

戻り値

正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。 呼び出しに失敗した場合は、Win32 関数 GetLastError でエラーの原因を判断できます。

解説

基礎となっている WinInet API ではバッファリングは行われません。読み出しデータの量に関係なく、アプリケーションで効率よくデータを読み出せるようにバッファー サイズを選択してください。 通常の Read の呼び出しで大量のデータ (例 : 4 KB 以上) を扱う場合は、バッファーは必要ありません。 しかし、Read を呼び出してデータを小さな単位で取り出す場合、または ReadString を使用して 1 回に 1 行ずつ読み出す場合は、読み出しバッファーによりアプリケーションのパフォーマンスが向上します。

既定では、CInternetFile オブジェクトは読み出しバッファーをまったく提供しません。 このメンバー関数を呼び出す場合、ファイルが読み出しアクセス用に開かれていることを確認する必要があります。

バッファー サイズはいつでも増加できますが、バッファーを縮小することはできません。 最初に SetReadBufferSize を呼び出さずに ReadString を呼び出した場合、バッファーは 4096 バイトになります。

必要条件

**ヘッダー:**afxinet.h

参照

参照

CInternetFile クラス

階層図

その他の技術情報

CInternetFile のメンバー