エディット スタイル
ES_AUTOHSCROLL ユーザーが行末に文字を入力したときに、テキストを自動的に 10 文字分右へスクロールします。 ユーザーが Enter キーを押すと、すべてのテキストがスクロールされ、カーソル位置が 0 に戻ります。
ES_AUTOVSCROLL ユーザーが最終行で Enter キーを押したときに、自動的に 1 ページ分のテキストをスクロールします。
ES_CENTER 単一行または複数行のエディット コントロールで、テキストを中央揃えで表示します。
ES_LEFT 単一行または複数行のエディット コントロールで、テキストを左揃えで表示します。
ES_LOWERCASE エディット コントロールに入力された文字をすべて小文字に変換します。
ES_MULTILINE 複数行エディット コントロールを指定します。 既定では単一行のエディット コントロールが指定されます。ES_AUTOVSCROLL スタイルが指定されていると、エディット コントロールは、できるだけ多くの行を表示し、ユーザーが Enter キーを押したときに垂直方向にスクロールします。 ES_AUTOVSCROLL が指定されていない場合、エディット コントロールは、できるだけ多くの行を表示しますが、それ以上行を表示できなくなったときにユーザーが Enter キーを押すと、ビープ音を鳴らします。 ES_AUTOHSCROLL スタイルが指定されている場合、複数行エディット コントロールは、カレットがコントロールの右端を越えたときに自動的に水平方向にスクロールします。 ユーザーは、行を新しくする場合は Enter キーを押す必要があります。 ES_AUTOHSCROLL が指定されていない場合、必要に応じて自動的に次の行の先頭にテキストが折り返して表示されます。Enter キーを押して新しい行を始めることもできます。 折り返す位置は、ウィンドウのサイズによって決まります。 ウィンドウのサイズが変更されると、折り返す位置も変更され、テキストが再表示されます。 複数行エディット コントロールには、スクロール バーを表示できます。 スクロール バーがあるエディット コントロールは、スクロール バー メッセージを独自に処理します。 スクロール バーがないエディット コントロールは、上で説明したようにスクロールし、親ウィンドウから送信されたスクロール メッセージを処理します。
ES_NOHIDESEL 通常、エディット コントロールでは、入力フォーカスが別のコントロールに移ると選択内容が非表示になり、入力フォーカスが受け取ると選択内容が強調表示されます。 ES_NOHIDESEL を指定すると、この既定の動作が行われなくなります。
ES_NUMBER エディット コントロールに数字だけを入力できるようにします。
ES_OEMCONVERT エディット コントロールに入力されたテキストを ANSI 文字セットから OEM 文字セットに変換し、その後、ANSI 文字セットに戻します。 これにより、コンボ ボックス内の ANSI 文字列を OEM 文字列に変換するためにアプリケーションが Windows 関数 AnsiToOem を呼び出したときに、文字変換が適切に処理されます。 このスタイルは、ファイル名を保持するエディット コントロールで使用すると役に立ちます。
ES_PASSWORD エディット コントロールに入力されたすべての文字をアスタリスク (*) で表示します。 アプリケーション側では、SetPasswordChar メンバー関数を使用して、表示される文字を変更できます。
ES_READONLY エディット コントロール内でテキストを入力および編集できないようにします。
ES_RIGHT 単一行または複数行のエディット コントロールで、テキストを右揃えで表示します。
ES_UPPERCASE エディット コントロールに入力されたすべての文字を大文字に変換します。
ES_WANTRETURN ユーザーがダイアログ ボックス内の複数行エディット コントロールへのテキストの入力中に Enter キーを押したときに、キャリッジ リターンが挿入されるように指定します。 このスタイルが指定されていない場合、Enter キーを押すことは、ダイアログ ボックスの既定のプッシュ ボタンを押したことと同じになります。 このスタイルは、単一行のエディット コントロールには影響しません。