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CWnd::OnCopyData

このメンバー関数は、別のアプリケーションにデータをコピーするときにフレームワークによって呼び出されます。

afx_msg BOOL OnCopyData(
   CWnd* pWnd,
   COPYDATASTRUCT* pCopyDataStruct 
);

パラメーター

  • pWnd
    データの送信元 CWnd へのポインター。

  • pCopyDataStruct
    送信中のデータを保持する COPYDATASTRUCT 構造体へのポインター。

戻り値

受信側アプリケーションが正常にデータを受け取った場合は TRUE を返します。 それ以外の場合は FALSE を返します。

解説

受信側アプリケーションに渡すデータには、そのアプリケーションからアクセスできないオブジェクトへのポインターや参照を含めないでください。

データのコピー中に、送信側プロセスの別のスレッドでこのデータを変更しないでください。

受信側アプリケーションでは、このデータを上書きできません。 パラメーター pCopyDataStruct が指す構造体は、データの転送中のみ有効です。ただし、受信側アプリケーションでは、この構造体に対応付けられているメモリを解放しないでください。

受信側アプリケーションが、この関数から制御を戻した後で受信データにアクセスする場合は、受信データをあらかじめローカル バッファーにコピーしておく必要があります。

注意

このメンバー関数は、アプリケーションが Windows メッセージを処理できるようにするためにフレームワークによって呼び出されます。 この関数に渡されるパラメーターの値は、フレームワークがメッセージ受信時に受け取ったパラメーターの値に基づいています。 この関数の基本クラスの実装を呼び出した場合は、関数に渡したパラメーターではなく、メッセージと共に渡されたパラメーター自体が使用されます。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CWnd クラス

階層図

WM_COPYDATA

概念

CWnd のメンバー