COleClientItem::CreateStaticFromData

[アーティクル]
08/09/2011

COleDataObject オブジェクトを使って、静的アイテムを作成します。

BOOL CreateStaticFromData(
   COleDataObject* pDataObject,
   OLERENDER render = OLERENDER_DRAW,
   CLIPFORMAT cfFormat = 0,
   LPFORMATETC lpFormatEtc = NULL 
);

パラメーター

pDataObject
OLE アイテムを作成するのに使われる COleDataObject オブジェクトへのポインター。
レンダリング
サーバーが OLE アイテムを描画する方法を指定するフラグ。指定する値については、Windows SDK の「OLERENDER」を参照してください。
cfFormat
OLE アイテムの作成時にキャッシュされるクリップボードデータの形式。
lpFormatEtc
render が OLERENDER_FORMAT または OLERENDER_DRAW のときに使用される FORMATETC 構造体へのポインター。 cfFormat で指定されたクリップボード形式に対して付加形式情報を指定する場合だけ、このパラメーターを指定します。このパラメーターを省略すると、FORMATETC 構造体のほかのフィールドには既定の値が使われます。

戻り値

正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

静的アイテムは、プレゼンテーションデータは持っていますが、ネイティブデータは持っていません。したがって、編集はできません。この関数は、静的アイテムがクリップボードからだけではなく、任意の COleDataObject から作成されることを除いて、本質的に CreateStaticFromClipboard と同じです。

この関数は、[静的オブジェクト] が選択されているとき、COlePasteSpecialDialog::CreateItem で使われます。

詳細については、Windows SDK の「OleCreateStaticFromData」、「OLERENDER」および「FORMATETC」を参照してください。