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方法: リソース テンプレートを使用する

リソース テンプレートとは、.rct ファイルとして保存されているカスタマイズ済みのリソースです。 ほかのリソース作成の起点としてリソース テンプレートを利用できます。 このテンプレートを使用すると、標準コントロールやその他繰り返し使用される要素など、機能を共有する追加のリソースまたはリソース グループの開発時間が短縮されます。 たとえば、[ヘルプ] ボタンと企業のロゴのアイコンを複数のダイアログ ボックスで使用できます。 この操作をすばやく行うには、ダイアログ ボックス テンプレートを新規作成し、ロゴと [ヘルプ] ボタンを指定してカスタマイズします。

リソース テンプレートをカスタマイズしたら、そのテンプレートが [リソースの追加] ダイアログ ボックスの該当するリソースの種類の下に表示されるように、テンプレートのフォルダーまたはインクルード パスで指定した場所に変更内容を保存する必要があります。 これで、必要に応じて新しいリソース テンプレートを使用できます。

注意

言語固有のテンプレート ファイルは、メイン テンプレート ディレクトリのサブディレクトリに置くことができます。 たとえば、英語専用のテンプレート ファイルを \<resource template directory>\1033 に置くことができます。

リソースのテンプレートを作成するには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを右クリックします。

  2. ショートカット メニューの [追加] をクリックし、さらに [新しい項目の追加] をクリックします。

  3. [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスのテンプレート ペインで、[リソース テンプレート ファイル (.rct)] を選択します。

  4. 新しい .rct ファイルの名前と場所を指定し、[開く] をクリックします。

  5. 新しい .rct ファイルがプロジェクトに追加され、ソリューション エクスプローラーの [リソース ファイル] フォルダーの下に表示されます。

    これで、.rct ファイルをダブルクリックしてドキュメント ウィンドウで開き、リソースを追加できます。リソースを追加するには、ドキュメント ウィンドウでファイルを右クリックし、ショートカット メニューの [リソースの追加] をクリックします。 さらに、これらのリソースをカスタマイズし、.rct ファイルを保存できます。

    注意

    RCT ファイルを新規作成すると、Visual Studio はそのファイルを \Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\VCResourceTemplates、\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\VCResourceTemplates\LCID (英語の場合は 1033)、またはインクルード パスの任意の場所で検索します。 RCT ファイルを \My Documents などの別のファイルのフォルダーに格納する場合は、そのフォルダーをインクルード パスに追加するだけで RCT ファイルが検索されます。

既存の .rc ファイルを .rct ファイルに変換するには

  1. .rc ファイルをスタンドアロン ファイルとして開きます

  2. [ファイル] メニューの [名前を付けて <your filename> を保存] をクリックします。

  3. 場所を指定して [OK] をクリックします。

テンプレートからリソースを新規作成するには

  1. リソース ビューのペインで、.rc ファイルを右クリックし、ショートカット メニューの [リソースの追加] をクリックします。

  2. [リソースの追加] ダイアログ ボックスで、リソースの横にある正符号 (+) をクリックしてリソース ノードを展開し、そのリソースで使用できるすべてのテンプレートを表示します。

  3. 使用するテンプレートをダブルクリックします。

  4. 必要に応じて、追加したリソースをリソース エディターで変更します。

    リソース エディターでは、一意のリソース ID が自動的に割り当てられます。 必要に応じてリソースのプロパティを変更できます。

マネージ プロジェクトにリソースを追加する方法については、『.NET Framework 開発者ガイド』の「アプリケーションのリソース」を参照してください。 マネージ プロジェクトにリソース ファイルを手動で追加する方法、リソースへのアクセス方法、静的なリソースの表示方法、およびリソース文字列をプロパティに割り当てる方法については、「チュートリアル : Windows フォームのローカリゼーション」および「チュートリアル : ASP.NET でのローカリゼーションのためのリソースの使用」を参照してください。

要件

Win32

参照

参照

リソース ファイル (Visual Studio)

リソース エディター