オートメーション エクステンダーの実装と使用
更新 : 2010 年 5 月
Visual Studio オートメーション モデルのオートメーション エクステンダーには、指定したプロジェクトの種類で表示されるプロパティを追加またはフィルター処理する機能が用意されています。 たとえば、Visual Studio には、Visual Basic クラスを表すオブジェクトを備えた Visual Basic コード モデルが含まれています。
オートメーション エクステンダーを使用すると、オブジェクト内の既存のプロパティに新しいプロパティを追加できます。 また、エクステンダーを使用して、プロジェクトのプロパティ ページに表示されるプロパティにフィルターをかけることもできます。
エクステンダーを使用すると、ユーザーがソリューション エクスプローラーでクラス項目を選択し、ウィザードで作成されたコードを変更できるようにすることが可能です。 また、エクステンダーを使用して、ユーザーがエディターのカーソルをクラス定義内に配置し、[プロパティ] ウィンドウにクラスの追加プロパティを表示できるようにすることも可能です。
ヒント
エクステンダー マネージャーは、エクステンダー オブジェクトの内部キャッシュを保持しているので、そのオブジェクトが破棄されるときに通知を受ける必要があります。 エクステンダー オブジェクトを破棄したらすぐに NotifyDelete を呼び出す必要があります。 アプリケーションがアイドル状態になるまで待たないでください。このメソッドを呼び出す前に、他の Visual Studio コンポーネントが破棄されたエクステンダー オブジェクトにアクセスしようとする可能性があります。 このとき、Visual Studio がクラッシュする可能性があります。
オートメーション エクステンダー オブジェクト モデルのオブジェクトを次に示します。
オートメーション エクステンダー インターフェイス |
説明 |
---|---|
特定の拡張プロバイダーです。 |
|
任意の拡張プロバイダーです。 |
|
オートメーション エクステンダーをホストするサイト オブジェクトです。 |
|
IFilterProperties インターフェイス |
実装すると、エクステンダーは、指定したプロパティが [プロパティ] ウィンドウに表示されないようにできます。 |
オートメーション エクステンダーへのアクセスを提供します。 |
これらのオブジェクトを使用して、次の操作を行うことができます。
Visual Studio のオブジェクトに、[プロパティ] ウィンドウまたはコードを使用してアクセスできるプロパティを追加します。
[プロパティ] ウィンドウに表示されないように、プロパティを非表示にします。
プロパティを、名前が同じでも特定の値のセットだけを受け取るプロパティと置き換えます。
参照
処理手順
概念
その他の技術情報
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
2010 年 5 月 |
NotifyDelete の呼び出しに関する警告を追加 |
コンテンツ バグ修正 |