CDaoFieldExchange::m_nOperation
フィールド エクスチェンジ オブジェクトに関連付けられた CDaoRecordset オブジェクトに対して実行される操作を識別します。
解説
CDaoFieldExchange オブジェクトには、レコードセット上での異なる DFX 操作のためのコンテキストが用意されています。
注意
次の MarkForAddNew および SetFieldNull 操作で説明されている PSEUDO NULL 値は、フィールドを Null としてマークするために使われる値です。 DAO レコード フィールド エクスチェンジ (DFX) 機構は、どのフィールドが明示的に Null としてマークされているかを調べるためにこの値を使います。 PSEUDO NULL は、COleDateTime フィールドおよび COleCurrency フィールドには適用されません。
m_nOperation の候補値を次に示します。
操作 |
説明 |
---|---|
AddToParameterList |
SQL ステートメントの PARAMETERS 句をビルドします。 |
AddToSelectList |
SQL ステートメントの SELECT 句をビルドします。 |
BindField |
データベースのフィールドをアプリケーションのメモリ位置に連結します。 |
BindParam |
レコードセットのクエリのパラメーター値を設定します。 |
Fixup |
フィールドに Null 状態を設定します。 |
AllocCache |
レコードセットの "ダーティ" であるフィールドを調べるために使うキャッシュを確保します。 |
StoreField |
現在のレコードをキャッシュに保存します。 |
LoadField |
レコードセットのキャッシュされたデータ メンバー変数を元に戻します。 |
FreeCache |
レコードセットの "ダーティ" であるフィールドを調べるために使うキャッシュを解放します。 |
SetFieldNull |
フィールドの状態を Null に、値を PSEUDO NULL に設定します。 |
MarkForAddNew |
フィールドが PSEUDO NULL でない場合は、そのフィールドを "ダーティ" と設定します。 |
MarkForEdit |
フィールドがキャッシュに一致していない場合は、そのフィールドを "ダーティ" と設定します。 |
SetDirtyField |
"ダーティ" としてマークされたフィールドに値を設定します。 |
DumpField |
フィールドの内容をダンプします (デバッグ時のみ)。 |
MaxDFXOperation |
入力チェックに使います。 |
要件
**ヘッダー:**afxdao.h
参照
参照
CDaoFieldExchange::IsValidOperation
CDaoRecordset::DoFieldExchange