VirtualPoint インターフェイス
テキスト ドキュメントの右端余白 (双方向の Windows では左端余白) を超えてテキストを操作できます。
名前空間: EnvDTE
アセンブリ: EnvDTE (EnvDTE.dll 内)
構文
'宣言
<GuidAttribute("42320454-626C-4DD0-9ECB-357C4F1966D8")> _
Public Interface VirtualPoint _
Inherits TextPoint
[GuidAttribute("42320454-626C-4DD0-9ECB-357C4F1966D8")]
public interface VirtualPoint : TextPoint
[GuidAttribute(L"42320454-626C-4DD0-9ECB-357C4F1966D8")]
public interface class VirtualPoint : TextPoint
[<GuidAttribute("42320454-626C-4DD0-9ECB-357C4F1966D8")>]
type VirtualPoint =
interface
interface TextPoint
end
public interface VirtualPoint extends TextPoint
VirtualPoint 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。
プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
AbsoluteCharOffset | インデックス番号が 1 から始まる、ドキュメントの先頭から TextPoint オブジェクトまでの文字オフセットを取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
AbsoluteCharOffset | インデックス番号が 1 から始まる、ドキュメントの先頭からオブジェクトまでの文字オフセットを取得します。 | |
AtEndOfDocument | オブジェクトがドキュメントの末尾にあるかどうかを示す値を取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
AtEndOfDocument | オブジェクトがドキュメントの末尾にある場合に true を返します。 | |
AtEndOfLine | オブジェクトが行末にあるかどうかを示す値を取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
AtEndOfLine | オブジェクトが行末にある場合に true を返します。 | |
AtStartOfDocument | オブジェクトがドキュメントの先頭にあるかどうかを示す値を取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
AtStartOfDocument | オブジェクトがドキュメントの先頭にある場合に true を返します。 | |
AtStartOfLine | オブジェクトが行頭にあるかどうかを示す値を取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
AtStartOfLine | オブジェクトが行頭にある場合に true を返します。 | |
CodeElement[vsCMElement] | TextPoint の位置にあるコード要素を返します。 (TextPoint から継承されます。) | |
CodeElement[vsCMElement] | VirtualPoint の位置にあるコード要素を返します。 | |
DisplayColumn | 現在表示されている、TextPoint オブジェクトを含む列の数を取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
DisplayColumn | 現在表示されている、オブジェクトを含む列の数を取得します。 | |
DTE | トップ レベルの機能拡張オブジェクトを取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
DTE | トップレベルの機能拡張オブジェクトを取得します。 | |
Line | オブジェクトの行番号を取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
Line | オブジェクトの行番号を取得します。 | |
LineCharOffset | オブジェクトの文字オフセットを取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
LineCharOffset | オブジェクトの文字オフセットを取得します。 | |
LineLength | オブジェクトを含む行の文字数を取得します。ただし、改行文字は除きます。 (TextPoint から継承されます。) | |
LineLength | オブジェクトを含む行の文字数を取得します。ただし、改行文字は除きます。 | |
Parent | TextPoint オブジェクトの直接の親オブジェクトを取得します。 (TextPoint から継承されます。) | |
Parent | VirtualPoint オブジェクトの直接の親オブジェクトを取得します。 | |
VirtualCharOffset | 仮想空間にある仮想ポイントの列インデックスを取得します。 | |
VirtualDisplayColumn | 現在の位置の表示列を取得します。 |
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メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
CreateEditPoint() | 呼び出し元のオブジェクトの位置で EditPoint オブジェクトを作成および返します。 (TextPoint から継承されます。) | |
CreateEditPoint() | 呼び出し元オブジェクトの位置に EditPoint オブジェクトを作成して返します。 | |
EqualTo(TextPoint) | 指定したポイントのオブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、呼び出しオブジェクトの TextPoint オブジェクトの値に等しいかどうかを返します。 (TextPoint から継承されます。) | |
EqualTo(TextPoint) | 指定した TextPoint オブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、呼び出し元の VirtualPoint オブジェクトの値に等しいかどうかを返します。 | |
GreaterThan(TextPoint) | 呼び出しオブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、指定したポイントのオブジェクトの値より大きいかどうかを示します。 (TextPoint から継承されます。) | |
GreaterThan(TextPoint) | 呼び出し元オブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、指定したポイントのオブジェクトの値より大きいかどうかを返します。 | |
LessThan(TextPoint) | 呼び出されたオブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、指定したオブジェクトの値より小さいかどうかを示します。 (TextPoint から継承されます。) | |
LessThan(TextPoint) | 呼び出されたオブジェクトの AbsoluteCharOffset プロパティの値が、指定したオブジェクトの値より小さいかどうかを返します。 | |
TryToShow(vsPaneShowHow, Object) | テキスト ポイントの位置の表示を試みます。 (TextPoint から継承されます。) | |
TryToShow(vsPaneShowHow, Object) | テキスト ポイントの位置の表示を試みます。 |
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解説
VirtualPoint オブジェクトは、TextPoint オブジェクトに似ていますが、ドキュメントの仮想空間を照会できる点が異なります。 VirtualPoint オブジェクトは、 TextSelection.StartPoint と TextSelection.EndPoint によって返されます。
仮想スペースとは、既存のテキスト行の右側にある空の領域のことです。仮想スペースには、仮想ポイントが存在します。
例
Sub VirtualPointExample()
' Before running this example, open a text document.
Dim objSel As TextSelection = DTE.ActiveDocument.Selection
Dim objActive As VirtualPoint = objSel.ActivePoint
' Collapse the selection to the beginning of the line.
objSel.StartOfLine()
' objActive is "live", tied to the position of the actual selection,
' so it will reflect the new position.
Dim iCol As Long = objActive.DisplayColumn
' Move the selection to the end of the line.
objSel.EndOfLine()
MsgBox("The length of the insertion point line is " & (objActive.DisplayColumn - iCol) & " display characters.")
MsgBox("VirtualCharOffset value: " & objActive.VirtualCharOffset & vbCr & "VirtualDisplayColumn value: " & objActive.VirtualDisplayColumn)
End Sub