イベント ログ エントリの種類
更新 : 2007 年 11 月
ログにエントリを書き込む場合は、作成するエントリの種類を指定します。イベントの種類とその内容は、次の表のとおりです。
エントリの種類 |
内容 |
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情報 |
情報イベントは、正常終了した操作で、まれにしか発生しないが重要なものを示します。たとえば、Microsoft SQL Server で読み込みが正常に行われた場合に、"SQL サーバーが開始しました." で始まる情報イベントが記録されるように設定します。この設定は、主要なサーバー サービスについては適切ですが、デスクトップ アプリケーションの場合、起動のたびにイベントを記録するのは適切ではありません。 |
警告 |
警告イベントは、現在は特に問題が発生していなくても、将来的に問題を引き起こす可能性があるイベントを示します。警告イベントの典型的な例として、リソースの消費があります。たとえば、アプリケーションのディスク容量が少ない場合、警告イベントを記録できます。通常、アプリケーションが機能の障害やデータの破損なしにイベントから回復できた場合、イベントは警告イベントとして分類されます。 |
エラー |
エラー イベントは、機能やデータの損失など、ユーザーに通知する必要がある重要な問題を示します。たとえば、システムのブート時にサービスを読み込めない場合、エラー イベントが記録されます。 |
Success audit (監査成功) |
監査成功イベントは、監査アクセスが成功したときに発生するセキュリティ イベントです。たとえば、正常なログオンは、監査成功イベントです。 |
Failure audit (監査失敗) |
監査失敗イベントは、監査アクセスが失敗したときに発生するセキュリティ イベントです。たとえば、ファイルを開くのに失敗した場合、このイベントは監査失敗になります。 |
既定では、特に指定しない場合のイベントの種類は、「情報」 に設定されます。オーバーロードされた WriteEntry メソッドのパラメータを使用し、イベントの種類を設定できます。ログ エントリの読み込み中に、EventLogEntry クラスの EntryType プロパティを問い合わせて、使用中のエントリの種類を参照できます。
参照
処理手順
チュートリアル : イベント ログ、イベント ソース、およびエントリの基礎