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Windows ソケット : ポートとソケット アドレス

更新 : 2007 年 11 月

ここでは、Windows ソケットで使われる用語 "ポート" と "アドレス" について説明します。

ポート

ポートとは、サービス対象のプロセスを一意的に識別するものです。現在は、ポートは Windows ソケットをサポートする特定のアプリケーションに関連付けられます。つまり、各 Windows ソケット アプリケーションが一意に識別されるため、1 台のコンピュータで同時に複数の Windows ソケット アプリケーションを実行できます。

一部のポートは、FTP などの共通サービス用に予約されています。この種のサービスを提供する場合以外は、予約済みポートを使わないでください。これらの予約ポートの詳細については、Windows ソケットの仕様を参照してください。WINSOCK.H ファイルにも予約済みポートの一覧があります。

使用できるポートを Windows ソケット DLL に選択させるには、ポートの値として 0 を渡します。MFC は、1,024 (10 進) より大きいポート値を選択します。MFC が選択したポート値を取得するには、CAsyncSocket::GetSockName メンバ関数を呼び出します。

ソケット アドレス

各ソケット オブジェクトは、ネットワーク上のインターネット プロトコル (IP) アドレスに対応付けられています。通常、このアドレスは "ftp.microsoft.com" などのコンピュータ名か、"128.56.22.8" などのドット区切り番号で表示されます。

ソケットを作成するときは、通常、独自のアドレスを指定する必要はありません。

xz6ts163.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

コンピュータに複数のネットワーク カードが装着されている場合や、アプリケーションをそのようなコンピュータで実行する場合、またはカードがそれぞれ別のネットワークに対応している場合もあります。そのような場合は、ソケットが使用するネットワーク カードを指定するために、アドレスの指定が必要になる可能性があります。このアドレス指定は上級者向けであり、移植性にも影響します。

詳細については、次のトピックを参照してください。

参照

概念

MFC における Windows ソケット