COleClientItem::Activate

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

DoVerb の代わりに指定の動詞を実行します。例外がスローされたときに、独自の処理ができます。

void Activate(
   LONG nVerb,
   CView* pView,
   LPMSG lpMsg = NULL 
);

パラメータ

nVerb
実行する動詞。次のいずれかの値になります。

値	説明	シンボル
– 0	主動詞です。	OLEIVERB_PRIMARY
– 1	副動詞です。	(なし)
– 1	編集用のアイテムを表示します。	OLEIVERB_SHOW
– 2	別のウィンドウでアイテムを編集します。	OLEIVERB_OPEN
– 3	アイテムを非表示にします。	OLEIVERB_HIDE

-1 は、一般的には他の動詞の別名です。編集のオープンがサポートされていない場合は、–2 は –1 と同じ効果になります。その他の値については、Windows SDK の「IOleObject::DoVerb」を参照してください。

pView
OLE アイテムを保持するコンテナの表示ウィンドウへのポインタ。これは、埋め込み先編集の有効化でサーバーアプリケーションが使います。コンテナが埋め込み先編集の有効化をサポートしていない場合は、このパラメータを NULL にします。
lpMsg
アイテムがアクティブになる原因となったメッセージへのポインタ。

解説

サーバーアプリケーションが MFC (Microsoft Foundation Class) ライブラリを使って記述されていると、この関数が、対応する COleServerItem オブジェクトの OnDoVerb メンバ関数を実行させます。

主動詞が [編集] で、パラメータ nVerb に 0 が指定されると、サーバーアプリケーションが起動され、OLE アイテムが編集できるようになります。コンテナアプリケーションで埋め込み先編集の有効化がサポートされている場合、埋め込み先で編集を行うことができます。コンテナアプリケーションで埋め込み先編集の有効化がサポートされていない場合 (または、[開く] 動詞が指定される場合)、サーバーは別のウィンドウで起動し、編集もそのウィンドウで行われます。一般的に、コンテナアプリケーションのユーザーが OLE アイテムをダブルクリックしたときに、パラメータ nVerb の主動詞の値によって、ユーザーが実行できる操作が決まります。ただし、サーバーで 1 つの操作しかサポートされていない場合は、パラメータ nVerb にどの値が指定されてもその操作が行われます。

詳細については、Windows SDK の「IOleObject::DoVerb」を参照してください。