方法 : キャッシュされたアイテムから値を取得する

更新 : 2007 年 11 月

キャッシュからデータを取得するには、キャッシュされた項目を格納した際に設定したキーを指定します。ただし、キャッシュに格納されている情報は揮発性で、ASP.NET によって削除されることがあるため、推奨される開発パターンは、最初にキャッシュに項目があるかどうかを確認することです。キャッシュに存在しない場合は、キャッシュに項目を戻してから取得します。

キャッシュされたアイテムの値を取得するには

• Cache オブジェクトの項目が null (Visual Basic では Nothing) ではないことを確認します。存在する場合は、それを変数に代入します。それ以外の場合、項目を再作成してキャッシュに追加してからアクセスします。

  CacheItem という項目をキャッシュから取得するコード例を次に示します。コードは項目の内容を cachedString という変数に代入します。項目がキャッシュにない場合、コードは項目をキャッシュに追加してから cachedString に割り当てます。

  string cachedString;
  cachedString = (string)Cache["CacheItem"];
  if (cachedString == null)
  {
    cachedString = "Hello, World.";
    Cache.Insert("CacheItem", cachedString);
  }
  

  Dim cachedString As String
  cachedString = CStr(Cache("CacheItem"))
  If cachedString Is Nothing Then
    cachedString = "Hello, World."
    Cache.Insert("CacheItem", cachedString)
  End If
  

参照

処理手順

方法 : キャッシュにアイテムを追加する

方法 : ASP.NET のキャッシュから項目を削除する

方法 : キャッシュから項目が削除されたときにアプリケーションに通知する

概念

ASP.NET のキャッシュの概要

アプリケーション データのキャッシュ