_mbbtype、_mbbtype_l
更新 : 2007 年 11 月
直前のバイトに基づいて、バイトの種類を返します。
int _mbbtype(
unsigned char c,
int type
);
int _mbbtype_l(
unsigned char c,
int type,
_locale_t locale
);
パラメータ
c
テストする文字。type
テストするバイトの種類。locale
使用するロケール。
戻り値
_mbbtype は、文字列内のバイトの種類を返します。判定は、テスト条件を制御する type の値で指定された文脈に依存します。type は、文字列内の直前のバイトの種類です。次の表の記号定数 (manifest 定数) は、Mbctype.h で定義されています。
typeの値 |
_mbbtype のテスト項目 |
戻り値 |
c |
---|---|---|---|
1 以外の値 |
有効な 1 バイトまたは先行バイト |
_MBC_SINGLE (0) |
1 バイト (0x20 ~ 0x7E、0xA1 ~ 0xDF) |
1 以外の値 |
有効な 1 バイトまたは先行バイト |
_MBC_LEAD (1) |
マルチバイト文字の先行バイト (0x81 ~ 0x9F、0xE0 ~ 0xFC) |
1 以外の値 |
有効な 1 バイトまたは先行バイト |
_MBC_ILLEGAL ( –1) |
無効な文字 (0x20 ~ 0x7E、0xA1 ~ 0xDF、0x81 ~ 0x9F、0xE0 ~ 0xFC 以外の値) |
1 |
有効な後続バイト |
_MBC_TRAIL (2) |
マルチバイト文字の後続バイト (0x40 ~ 0x7E、0x80 ~ 0xFC) |
1 |
有効な後続バイト |
_MBC_ILLEGAL ( –1) |
無効な文字 (0x20 ~ 0x7E、0xA1 ~ 0xDF、0x81 ~ 0x9F、0xE0 ~ 0xFC 以外の値) |
解説
_mbbtype 関数は、マルチバイト文字のバイトの種類を判定します。type に 1 以外の値を指定すると、_mbbtype 関数は、有効な 1 バイトであるか、マルチバイト文字の先行バイトであるかをテストします。type に 1 を指定すると、_mbbtype 関数は、マルチバイト文字の有効な後続バイトかどうかをテストします。
出力値は、ロケールの LC_CTYPE カテゴリの設定で決まります。詳細については、「setlocale」を参照してください。この関数の _mbbtype バージョンは、このロケールに依存する動作に現在のロケールを使用します。_mbbtype_l バージョンは、渡されたロケール パラメータを代わりに使用する点を除いて同じです。詳細については、「ロケール」を参照してください。
以前のバージョンでは、_mbbtype は chkctype と呼ばれていました。新しいコードでは、代わりに _mbbtype を使用してください。
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
オプション ヘッダー |
---|---|---|
_mbbtype |
<mbstring.h> |
<mbctype.h>* |
_mbbtype_l |
<mbstring.h> |
<mbctype.h>* |
* 戻り値として使用される記号定数 (manifest 定数) を定義する場合。
互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。
.NET Framework の相当するアイテム
該当なし。ただし、「System::Globalization::CultureInfo」を参照してください。