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3.3.1 omp_get_wtime 関数

omp_get_wtime 関数は、"過去のある時点" から経過したウォール クロック時間の秒数と等しい倍精度の浮動小数点値を返します。実際の "過去のある時点" は任意ですが、アプリケーション プログラムの実行中には変更できません。形式は次のとおりです。

#include <omp.h>
double omp_get_wtime(void);

次の例で示すように、この関数を使用して、経過時間を計算できます。

double start;
double end;
start = omp_get_wtime();
... work to be timed ...
end = omp_get_wtime();
printf_s("Work took %f sec. time.\n", end-start);

返される時間は、"スレッドごとの時間" になります。これは、この時間が、アプリケーション内のすべてのスレッド間でグローバルに一致している必要がないことを意味します。