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ATL のコレクションと列挙子

更新 : 2007 年 11 月

コレクションとは、一連のデータ項目 (生データやその他のオブジェクト) にアクセスするためのインターフェイスを提供する COM オブジェクトです。一定の基準に従って一連のオブジェクトへのアクセスを提供するインターフェイスを、コレクション インターフェイスと呼びます。

コレクション インターフェイスでは、少なくとも、CountItem、および _NewEnum の各プロパティを用意する必要があります。Count プロパティはコレクションの項目数を返し、Item プロパティはインデックスに基づいてコレクションの項目を返し、_NewEnum プロパティはコレクションの列挙子を返します。コレクション インターフェイスでは、コレクションに項目を挿入したりコレクションから項目を削除したりするための、Add メソッドと Remove メソッドを用意することもできます。また、すべての項目を削除する Clear メソッドも用意できます。

列挙子は、コレクション内の各項目に対して反復処理を行うためのインターフェイスを提供する COM オブジェクトです。列挙子インターフェイスでは、4 つの必須メソッド Next、SkipReset、および Clone によって、コレクションの各要素に対するシリアル アクセスを行うことができます。

列挙子インターフェイスの詳細については、典型的なインターフェイスとしての IEnumXXXX インターフェイス (ただし、架空のインターフェイスです) に関するトピックを参照してください。

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ATL の概念