方法 : 数値を計算する
更新 : 2007 年 11 月
数式を使って数値を計算できます。数式とは、数値を表すリテラル、定数、変数、およびそれらの値に対して働く演算子を含む式です。
数値の計算
数値を計算するには
数値リテラル、定数、および変数を結合して数式にします。有効な数式の例を次に示します。
93.217
System.Math.PI
counter
4 * (67 + i)
最初の 3 行は、順にリテラル、定数、および変数です。どの行も単独で有効な式です。最後の行は、1 つの変数と 2 つのリテラルを組み合わせた式です。
数式は単独では完全な Visual Basic ステートメントにならないことに注意してください。式は完全なステートメントの一部として使用する必要があります。
数値を格納するには
数式で表される値を変数に代入するには、次のコード例のように代入ステートメントを使用します。
Dim i As Integer = 2 Dim j As Integer j = 4 * (67 + i)
上記の例では、等値演算子 (=) の右側にある式の値が、演算子の左側にある変数 j に代入されるので、j の値は 276 となります。
詳細については、「代入ステートメント」を参照してください。
複数の演算子
数式に複数の演算子が含まれている場合、演算子の計算順序は、演算子の優先規則によって決まっています。この順序を変更するには、上の例のように式をかっこで囲みます。かっこで囲まれた式が最初に計算されます。
演算子の通常の優先順位をオーバーライドするには
最初に実行する演算子をかっこで囲みます。次のコード例は、同じオペランドと演算子で結果が異なる 2 つの式を示しています。
Dim i As Integer = 2 Dim j, k As Integer j = 4 * (67 + i) k = 4 * 67 + i
この例では、j を計算する際に、(67 + i) を囲むかっこにより通常の優先順位がオーバーライドされるため加算演算子 (+) が最初に実行され、j に代入される値は 276 (4 掛ける 69) になります。k を計算する際には、演算子は通常の優先順位 (+ の前に *) で実行され、k に代入される値は 270 (268 足す 2) になります。
詳細については、「Visual Basic における演算子の優先順位」を参照してください。