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XML Web サービス クライアントの作成

Web サービスを使用するときには、業界標準プロトコルを使用して、ネットワーク経由で Web サービス メソッドと通信することが必要になります。ただし、アプリケーションで Web サービス メソッドとの通信を開始する前に、次の 4 つの基本手順を実行する必要があります。

  1. Web サービスが存在するかどうかを調べます。UDDI サービスなどのディレクトリで、特定の機能を持つ Web サービスを提供する販売元を探すことができます。ディレクトリには、販売元の Web サイトの URL が記載されています。

  2. Web サービスを探索します。販売元の URL を指定すると、Web サービス探索が呼び出され、その URL で利用できる各 Web サービス固有の詳細を取得できます。各 Web サービスに関する情報は、サービスの説明の形式でクライアントに返されます。サービスの説明は、Web サービス記述言語 (WSDL: Web Services Description Language) で記述された Web サービスを説明する XML ドキュメントです。サービスの説明には、Web サービスと通信する具体的な方法が詳細に説明されています。Web サービス探索については、「XML Web サービス探索」を参照してください。

  3. サービスの説明を取得したら、サービスの説明の正確な定義に基づいて Web サービス メソッドと通信できるプロキシ クラスを生成します。手順については、「XML Web サービス プロキシの作成」を参照してください。

    プロキシ クラスはインターネット経由で Web サービスと通信するため、プロキシ クラスの Url プロパティが、信頼できる通信先を参照していることを確認することをお勧めします。

  4. プロキシ クラスのメソッドを呼び出すクライアント アプリケーションを作成します。プロキシ クラスの各種メソッドでは、業界標準プロトコルを使用してインターネット経由で Web サービス メソッドと通信できます。詳細については、「XML Web サービスのクライアントの作成」を参照してください。

Web サービス探索を使用して Web サービスが存在することを確認した後に、Web サービスとその Web サービスが実装する Web サービス メソッドに関する情報を、サービスの説明よりもわかりやすい形式で表示できます。わかりやすい形式で表示するには、「方法 : ASP.NET を使用して作成した既存の XML Web サービスを調査する」の説明に従ってサービス ヘルプ ページにアクセスします。

Web サービスはさまざまなクライアント アプリケーションで使用できます。Web サービスとの通信は、別の Web サービスを含む任意の Web アプリケーションから可能です。Web サービスのクライアントは、必ずしもクライアント ベースのアプリケーションである必要はありません。実際、多くのクライアントは、Web フォームや他の Web サービスなど、サーバー ベースのアプリケーションです。

2 つの Web サービス クライアント

AnimatedWebServiceClients グラフィック

前の図に示されているように、ASP.NET Web フォームと Web サービスの 2 つの Web サービス クライアントが存在します。ユーザーが参照する ASP.NET Web フォームは、GetCurrentPrices Web サービスと通信します。次に、GetCurrentPrices Web サービスは Web サービス クライアントとして機能し、StockServices Web サービスと通信して株価情報を取得します。株価情報は GetCurrentPrices Web サービスに返された後、ASP.NET Web フォームに戻されます。

関連項目

タスク

方法 : ASP.NET を使用して作成した既存の XML Web サービスを調査する
方法 : ブラウザから XML Web サービスにアクセスする

概念

Web サービス探索
XML Web サービス プロキシの作成
XML Web サービスとの非同期通信

その他の技術情報

XML Web サービスのクライアントの作成

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