方法 : グローバリゼーション用に HTML タグを使用して右から左の方向でテキストを表示する
更新 : 2007 年 11 月
ASP.NET Web ページを作成するとき、テキストを右から左の方向で表示するための最良の方法は、dir (方向) 属性を使用することです。dir 属性は、通常は html タグか body タグに配置されます。こうすると、ページのコントロールと HTML 要素が、指定された方向を継承します。
dir 属性の適用先となるタグは、次のようにページの外観に影響します。
html タグ内の dir 属性の値が rtl (右から左) に設定されている場合、ページには正しい拡張スタイル セットが適用されます。左右文字方向機能に対応したシステムでは、ページは右から左のページとして表示され、縦のスクロールバーが左側に表示されます。
dir 属性の値が body タグ内で rtl (右から左) に設定されている場合、フレームとキャプションは右から左方向を継承しません。
他にもテキストの方向を設定するための方法として、左右文字方向機能をオーバーライドするための bdo タグ、文字方向の情報が埋め込まれた Unicode 文字、カスケード スタイル シート (CSS) などがあります。詳細については、Microsoft.com の「Global Development Computing Portal」にアクセスし、中東向け HTML コンテンツの作成方法に関する情報を検索してください。
ASP.NET Web ページで dir 属性を設定するには
<html> タグまたは <body> タグで、dir を ltr または rtl に設定します。
セキュリティに関するメモ : この例には、ユーザー入力を受け付けるテキスト ボックスがあるため、セキュリティ上の脅威になる可能性があります。既定では、ASP.NET Web ページは、ユーザー入力にスクリプトまたは HTML 要素が含まれていないことを検証します。詳細については、「スクリプトによる攻略の概要」を参照してください。
次に例を示します
<html dir="rtl"> <!-- Or --> <body dir="rtl" >
個々のコントロールの既定の方向をオーバーライドするには、各コントロールの dir を ltr または rtl に設定します。
次に例を示します
<table dir="ltr" > <asp:TextBox dir="ltr" >