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文字分類

更新 : 2007 年 11 月

文字分類ルーチンは、指定されたシングルバイト文字、ワイド文字、またはマルチバイト文字が条件を満たしているかどうかのテストに使用します。0 ~ 127 の ASCII 文字セットは、すべてのマルチバイト文字セットのサブセットとして定義されています。たとえば、日本語のカタカナ文字セットには、ASCII 文字と非 ASCII 文字が含まれています。

テストの条件は、ロケールの LC_CTYPE カテゴリの設定で決まります。詳細については、「setlocale」を参照してください。_l サフィックスが付いていないこの関数のバージョンでは、このロケールに依存する動作に現在のロケールを使用します。_l サフィックスが付いているバージョンは、渡されたロケール パラメータを代わりに使用する点を除いて同じです。

通常、これらのルーチンは、自作のテストより処理速度が速いので、優先する必要があります。たとえば、次のコードの実行速度は isalpha(c) の呼び出しより遅くなります。

if ((c >= 'A') && (c <= 'Z')) || ((c >= 'a') && (c <= 'z'))
    return TRUE;

文字分類ルーチン

ルーチン

文字テストの条件

同等の .NET Framework 関数

isalnum、iswalnum、_isalnum_l、_iswalnum_l, _ismbcalnum、_ismbcalnum_l、_ismbcalpha、_ismbcalpha_、_ismbcdigit、_ismbcdigit_l

英数字。

System::Char::IsLetterOrDigit

_ismbcalnum、_ismbcalnum_l、_ismbcalpha、_ismbcalpha_、_ismbcdigit、_ismbcdigit_l

英数字。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

isalpha、iswalpha、_isalpha_l、_iswalpha_l, _ismbcalnum、_ismbcalnum_l、_ismbcalpha、_ismbcalpha_、_ismbcdigit、_ismbcdigit_l

英字。

System::Char::IsLetter

__isascii、iswascii

ASCII 文字。

System::Char::IsLetter

iscntrl、iswcntrl、_iscntrl_l、_iswcntrl_l

制御文字。

System::Char::IsControl

__iscsym、__iswcsym、__iscsymf、__iswcsymf、_iscsym_l、_iswcsym_l、_iscsymf_l、_iswcsymf_l

文字、アンダースコア、または数字。

System::Char::IsControl

__iscsym、__iswcsym、__iscsymf、__iswcsymf、_iscsym_l、_iswcsym_l、_iscsymf_l、_iswcsymf_l

文字またはアンダースコア。

System::Char::IsControl

isdigit、iswdigit、_isdigit_l、_iswdigit_l, _ismbcalnum、_ismbcalnum_l、_ismbcalpha、_ismbcalpha_、_ismbcdigit、_ismbcdigit_l

10 進数。

System::Char::IsDigit

isgraph、iswgraph、_isgraph_l、_iswgraph_l, _ismbcgraph、_ismbcgraph_l、_ismbcprint、_ismbcprint_l、_ismbcpunct、_ismbcpunct_l、_ismbcspace、_ismbcspace_l

スペース以外の印字可能な文字。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

islower、iswlower、_islower_l、_iswlower_l, _ismbclower、_ismbclower_l、_ismbcupper、_ismbcupper_l

小文字。

System::Char::IsLower

_ismbchira、_ismbchira_l、_ismbckata、_ismbckata_l

ひらがな。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

_ismbchira、_ismbchira_l、_ismbckata、_ismbckata_l

カタカナ。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

_ismbclegal、_ismbclegal_l、_ismbcsymbol、_ismbcsymbol_l

有効なマルチバイト文字。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

_ismbcl0、_ismbcl0_l、_ismbcl1、_ismbcl1_l、_ismbcl2、_ismbcl2_l

第 0 水準の漢字。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

_ismbcl0、_ismbcl0_l、_ismbcl1、_ismbcl1_l、_ismbcl2、_ismbcl2_l

第 1 水準の漢字。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

_ismbcl0、_ismbcl0_l、_ismbcl1、_ismbcl1_l、_ismbcl2、_ismbcl2_l

第 2 水準の漢字。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

_ismbclegal、_ismbclegal_l、_ismbcsymbol、_ismbcsymbol_l

英数字以外のマルチバイト文字。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

isprint、iswprint、_isprint_l、_iswprint_l, _ismbcgraph、_ismbcgraph_l、_ismbcprint、_ismbcprint_l、_ismbcpunct、_ismbcpunct_l、_ismbcspace、_ismbcspace_l

印字可能な文字。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

ispunct、iswpunct、_ispunct_l、_iswpunct_l, _ismbcgraph、_ismbcgraph_l、_ismbcprint、_ismbcprint_l、_ismbcpunct、_ismbcpunct_l、_ismbcspace、_ismbcspace_l

区切り記号。

System::Char::IsPunctuation

isspace、iswspace、_isspace_l、_iswspace_l, _ismbcgraph、_ismbcgraph_l、_ismbcprint、_ismbcprint_l、_ismbcpunct、_ismbcpunct_l、_ismbcspace、_ismbcspace_l

空白文字。

System::Char::IsWhiteSpace

isupper、iswupper_ismbclower、_ismbclower_l、_ismbcupper、_ismbcupper_l

大文字。

System::Char::IsUpper

_isctype、iswctype、_isctype_l、_iswctype_l

引数 desc で指定されたプロパティ。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

isxdigit、iswxdigit、_isxdigit_l、_iswxdigit_l

16 進数。

System::Char::IsNumber

_mbclen、mblen、_mblen_l

有効なマルチバイト文字の長さを返します。結果は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリの設定に依存します。

適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

参照

参照

カテゴリ別ランタイム ルーチン