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CDatabase::Rollback

更新 : 2007 年 11 月

トランザクション処理中に実行した変更を元に戻します。

BOOL Rollback( );

戻り値

トランザクションによる変更内容が正常に元に戻った場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。Rollback の呼び出しに失敗した場合は、データ ソースとトランザクションが未定義の状態になります。Rollback が 0 を返す場合は、データ ソースを調べて、その状態を確認する必要があります。

解説

直前の BeginTrans 呼び出し以降に、CRecordset に対して呼び出された AddNewEditDelete、および Update は取り消され、CRecordsetBeginTrans が呼び出された時点の状態に戻されます。

Rollback を呼び出した後、トランザクションが終了したら、別のトランザクションを処理するために再び BeginTrans を呼び出す必要があります。Rollback を呼び出した後は、BeginTrans を呼び出す前のレコードが再び現在のレコードになります。

Rollback の呼び出し後は、Rollback を呼び出す前のレコードも引き続き現在のレコードとして残ります。ロールバック後のレコードセットとデータ ソースの状態については、「トランザクション (ODBC)」を参照してください。

使用例

トランザクション : レコードセットからのトランザクション実行 (ODBC)」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afxdb.h

参照

参照

CDatabase クラス

階層図

CDatabase::BeginTrans

CDatabase::CommitTrans

その他の技術情報

CDatabase のメンバ