新しいチーム プロジェクト ウィザードのトラブルシューティング
更新 : 2007 年 11 月
新しいチーム プロジェクト ウィザードで作業しているときに、次の懸案事項が発生する場合があります。
新しいチーム プロジェクトを作成するのに時間がかかる
新しいチーム プロジェクト ウィザードで Windows SharePoint Services に接続できない
サイトにアクセスするためのアクセス許可がない
サーバーのプロトコル違反が原因でウィザードが失敗する
更新されていないためにウィザードが失敗する
基になる接続が閉じられた
以下のヒント、および個々のエラー メッセージのヘルプ トピックに表示されるヒントを確認しても問題を解決できないときは、「Visual Studio Team System フォーラム」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=54490) を参照してください。このフォーラムは、さまざまなトラブルシューティングの質問について検索可能なスレッドを提供するだけでなく、すばやく回答できるように監視されています。
新しいチーム プロジェクトを作成するのに時間がかかる
新しいチーム プロジェクト ウィザードで [完了] をクリックすると、適切なサーバーとサービスに接続され、必要なコンポーネントの作成が開始されます。チーム プロジェクトの作成にかかる時間は、コンピュータ ネットワークの速度によってある程度異なります。また、スループットの速度は、ネットワーク スイッチおよびコンピュータのネットワーク アダプタの構成によっても影響を受ける可能性があります。たとえば、「自動検出モード」または「自動ネゴシエーション」がオンになっているかどうか、全二重モードまたは半二重モードのどちらで情報が送信されるかなどです。
プロジェクトを最短の時間で作成するには、スループットが最大になるようにネットワーク オプションを設定します。また、クライアント コンピュータ上で、ネットワーク アダプタのリンク速度の自動検出を有効にする必要もあります。詳細については、「方法 : 速度を自動的に調整するようにネットワーク アダプタを構成する」を参照してください。
新しいチーム プロジェクト ウィザードで Windows SharePoint Services に接続できない
Team Foundation Server をインストールすると、インストールおよび構成プログラムによって、すべての Team Foundation コンポーネントに正しいポートとネットワーク アドレスが割り当てられます。たとえば、Team Foundation Server は、インストール中に Windows SharePoint Services の正しいポート番号を識別し、そのポートで Windows SharePoint Services と通信するようにチーム エクスプローラを構成します。その後で、Windows SharePoint Services を再インストールしたり、異なるポートを使用するように Windows SharePoint Services を変更したりすると、Team Foundation Server が自動的に再構成されません。つまり、Windows SharePoint Services と通信できなくなります。次回、新しいチーム プロジェクトを作成しようとしたときに、新しいチーム プロジェクト ウィザードから Windows SharePoint Services に接続できないというエラー メッセージが表示される可能性があります。この問題を解決するには、Team Foundation Server のポート番号設定を再構成します。
ポート設定の詳細については、『Team Foundation 管理者ガイド』、および『Team Foundation インストール ガイド』の「Team Foundation Server のセットアップに必要なポート」を参照してください。
メモ : |
---|
『Team Foundation 管理者ガイド』の最新バージョンは、MSDN オンライン サイトの Web ページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=79725) で入手できます。『Team Foundation インストール ガイド』の最新版は、Microsoft ダウンロード センターの Web ページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=79226) で入手できます。 |
サイトにアクセスするためのアクセス許可がない
Windows SharePoint Services または SQL Server Reporting Services にアクセスするためのアクセス許可がないことを示すエラー メッセージが表示された場合は、Team Foundation 管理者か、SharePoint Services または Reporting Services の管理者に問い合わせてください。
サービスにアクセスするためにユーザー アカウントに必要なアクセス許可の詳細については、「方法 : Team Foundation Server の貢献者のアクセス許可を設定する」を参照してください。
サーバーのプロトコル違反が原因でウィザードが失敗する
新しいチーム プロジェクトが作成されず、"TF30170: グループ {2} からタスク {1} の実行中にプラグイン {0} に失敗しました" という内容のエラー メッセージが返される場合は、サーバーのプロトコル違反が発生した可能性があります。チーム プロジェクトの作成ログを開き、ログの最後のエントリを確認します。Team Foundation サーバーが、正しい HTTP プロトコル書式に従っていないメッセージ ヘッダーをウィザードに送信したことを示す 1 つ以上のエントリが存在する可能性があります。この場合は、数分間待ってから、新しいチーム プロジェクトを再び作成します。
問題が解決されない場合は、マネージ コードに対する HTTP ヘッダーの検証をオフにします。devenv.exe.config ファイルを変更して、次のコードを含めます。
<configuration>
<system.net>
<settings>
<httpWebRequest useUnsafeHeaderParsing="true"/>
</settings>
</system.net>
</configuration>
ファイルを編集した後で、新しいチーム プロジェクトを再び作成します。
メモ : |
---|
ファイルにこのコードを含めることで、devenv.exe.config 内のすべてのマネージ コードに対する HTTP ヘッダー検証が無効になります。この変更を行う前に、セキュリティ要件と、ヘッダー検証の影響を十分に検討してください。 |
更新されていないためにウィザードが失敗する
Visual Studio 2005 用のチーム エクスプローラを実行中のコンピュータからチーム プロジェクトを作成する場合、Team Foundation Server 用の SharePoint 製品とテクノロジのバージョンが Windows SharePoint Services 3.0 または Microsoft Office SharePoint Server 2007 であれば、次のようなエラーが表示されます。
エラー TF30170: グループ "Portal" からタスク "SharePointPortal" の実行中にプラグイン Microsoft.ProjectCreationWizard.Portal に失敗しました。
解決策
Visual Studio Team System 2008 用のチーム エクスプローラを実行しているコンピュータからチーム プロジェクトを作成する必要があります。また、これらのコンピュータでチーム プロジェクトを作成するには、チーム エクスプローラを更新する必要があります。詳細については、「方法 : 新リリースの SharePoint 製品とテクノロジ用にチーム エクスプローラをアップグレードする」を参照してください。
基になる接続が閉じられた
基になる接続が閉じられたというエラー メッセージが表示される場合には、クライアント コンピュータのネットワーク アダプタのリンク速度を自動検出するよう、クライアント コンピュータが構成されていない可能性があります。詳細については、「基になる接続が閉じられました」を参照してください。
参照
参照
TF30170: グループ "{2}" からタスク "{1}" の実行中にプラグイン {0} に失敗しました。