方法 : リモート テスト マシン群を管理する
更新 : 2007 年 11 月
コンピュータ グループを使用して、テスト用にシミュレートされた負荷を生成できます。このコンピュータ グループは、単一のコントローラと 1 つ以上のエージェントから構成されています。これらは、まとめてリモート テスト マシン群と呼ばれます。詳細については、「コントローラ、エージェント、およびリモート テスト マシン群の概要」を参照してください。
リモート テスト マシン群で管理機能を実行するには、[テスト] メニューの [テスト コントローラの管理] を選択します。[テスト コントローラの管理] ダイアログ ボックスが表示されます。
リモート テスト マシン群に対して次の操作を実行できます。
一時ファイルを削除する
エージェントおよびコントローラの両方で、配置ディレクトリを削除します。リモート テスト マシン群がアイドルな場合、つまりすべてのエージェントが [準備完了] 状態の場合にのみ使用できます。リモート テスト マシン群を再起動する
コントローラおよびエージェントを再起動します。実行中の場合は警告が表示されます。
[エージェント] ボックスの一覧に、コンピュータ名と、コントローラに関連付けられている各エージェントの状態が表示されます。
エージェントの状態として表示される値は次のとおりです。
[テストの実行中] - 現在実行中のテストを表示できるのは、[テストの実行] ウィンドウのみです。
[準備完了]
[オフライン]
[切断]
また、リモート テスト マシン群のエージェントのステータスを、[テスト コントローラの管理] ダイアログ ボックスを使用して変更することもできます。
このダイアログ ボックスで実行できる操作は次のとおりです。
操作 |
説明 |
---|---|
[プロパティ] |
[エージェント プロパティ] ダイアログ ボックスが開きます。 |
[追加] |
リモート テスト マシン群にエージェントを追加するために、[エージェント プロパティ] ダイアログ ボックスを表示します。[エージェント プロパティ] ダイアログ ボックスでは、追加のプロパティを変更したり、属性を追加したりできます。 |
[削除] |
このコントローラからエージェントを削除します。このオプションは、エージェントがテストを実行していない場合にのみ有効です。 |
[オフライン]/[オンライン] |
これはトグル ボタンです。[エージェント] ボックスの一覧の [状態] 列には、各エージェントの現在の状態が表示されます。現在の状態が [準備完了] の場合、ボタンの表示は [オフライン] になり、現在の状態が [オフライン] の場合、ボタンの表示は [オンライン] になります。状態が [準備完了] のエージェントは、テストの実行に使用できます。状態が [オフライン] のエージェントは、テストを実行できません。 |
[再起動] |
いつでも使用できます。エージェントがテストを実行している場合、ユーザーに対して警告が表示されます。エージェント サービスを停止すると、エージェント プロセスが停止し、そのエージェントで実行中のテストが停止します。 |
[最新の情報に更新] |
ダイアログ ボックスを更新します。 |
プロパティを変更してエージェントを管理するには、一覧でエージェントを選択し、[プロパティ] をクリックします。以下のプロパティを変更できます。
エージェント プロパティ |
説明 |
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[ロード量] |
エージェントをさまざまなパフォーマンス レベルで使用するときに、負荷を分散するために使用されます。たとえば、ウェイトが 100 のエージェントには、ウェイトが 50 のエージェントに比べて 2 倍の負荷が加わります。 |
[IP 切り替え] |
IP スイッチを構成するために使用されます。IP 切り替えを使用すると、エージェントで IP アドレスの範囲を使用してサーバーに要求を送信できます。 IP 切り替えは、ロード テストが Web ファームにアクセスしている場合に重要です。ほとんどの負荷分散機能では、クライアントと特定の Web サーバーとの間の関係を確立するのに、クライアントの IP アドレスを使用します。Web ファームで適切な負荷分散を得るには、要求が一定の範囲の IP アドレスから送信されることが重要です。
メモ :
ネットワーク カードを構成するため、エージェント サービスは管理者特権で実行する必要があります。
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[属性] |
エージェントの選択で使用できる名前/値のペアです。既定の属性は名前と OS です。同様の属性のセットを個々のテストに割り当てることができます。これらの属性は、特定のエージェントで実行できるテストを決定するために使用されます。たとえば、テストでは特定の OS を必要とする場合があります。属性の構成は、実行構成ファイルの [コントローラおよびエージェント] タブで行います。詳細については、「方法 : テスト実行構成を指定する」を参照してください。 |
エージェントのウェイトおよびエージェントの属性の変更は、即座に有効になりますが、実行中のテストには影響しません。[IP アドレス範囲] は、コントローラの再起動後に有効になります。
メモ : |
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個々のテストおよびエージェント選択の実行構成でプロパティを設定できます。 |
すべての変更内容は、コントローラのログ ファイルに記録されます。
エージェントのプロパティの変更
エージェントのプロパティを変更するには
Visual Studio で、[テスト] メニューの [テスト コントローラの管理] をクリックします。
[テスト コントローラの管理] ダイアログ ボックスが表示されます。
[コントローラ] ボックスで、エージェントを変更するコントローラの名前を選択します。コントローラが一覧に表示されない場合は、コントローラ コンピュータ名を入力します。
ダイアログ ボックスの [エージェント] セクションで、構成を変更するエージェント コンピュータを選択します。
[プロパティ] をクリックして、[IP 切り替え] などのプロパティを変更します。
参照
処理手順
概念
コントローラ、エージェント、およびリモート テスト マシン群
Team System の Test リモート テスト マシン群要件