次の方法で共有


Web テストの概要

更新 : 2007 年 11 月

宣言型 Web テストとも呼ばれる Web テストは、一連の HTTP 要求で構成されています。Web テストは HTTP 要求を発行することにより、プロトコル層で機能します。Web テストで JavaScript は実行されません。ただし、Web テスト プラグイン、Web テスト要求プラグイン、抽出規則、またはコード化された Web テストを使用すると、実行時に JavaScript の操作をシミュレートできます。

Web テストは、Web アプリケーションの機能をテストするため、またロードの下で Web アプリケーションをテストするために使用されます。Web テストは、パフォーマンス テストとストレス テストの両方で使用されます。

Web テストは、ブラウザ セッションでアクティビティを記録することによって作成できます。Web テスト エディタを使用して、手動で Web テストをビルドすることもできます。

Web アプリケーションをテストするには、Web アプリケーション内を移動するテストを記録することによって Web テストを作成します。

Web テストの利点

次のように、広範囲にわたる目的で使用できる Web テストを作成できます。

  • Web アプリケーションを実行する機能テストを作成する。

  • データ ドリブン テストを作成する。

  • アプリケーションのパフォーマンスをテストできるテストを作成し、実行する。

  • テストの作成、デバッグ、およびテストの拡張機能のために .NET 言語を使用する。

Web テストでは、HTTP の次のような側面を自動的に処理します。

  • VIEWSTATE などの隠しフィールドの相関

  • リダイレクト

  • 依存要求

  • 認証

  • HTTPS/SSL によるセキュリティ

Web テスト ビューアを使用すると、検証するために Web テストを表示したり、デバッグしたりできます。詳細については、「方法 : Web テストを実行する」を参照してください。

コード化された Web テスト

Web テスト エディタでは、Web テストは Web 要求を表す URL の一覧として開始されます。必要に応じて、これらの要求は Visual C# コードまたは Visual Basic コードに変換できます。これらは、コード化された Web テストと呼ばれます。Web テストがコード化形式に変換されたら、ループ構造および分岐構造を追加できます。コード化された Web テストを作成する方法の詳細については、「方法 : コード化された Web テストを作成する」を参照してください。

ロード テストの実行に関する考慮事項

Web テストは、単体でも有用ですが、ロード テストでも使用されます。ロード テストでは、Web サイトでの実際のユーザーロードをシミュレートする、複数の Web テストを集約できます。ロード テストの機能を実行する前に、最初に Web テストを 1 つまたは複数作成する必要があります。

ロード テストには、個々の Web テストに広く適用されるプロパティを設定できます。テストの計画に適切である場合は、ロード テストで Web テストと単体テストを組み合わせることができます。

ロード テストの詳細については、「ロード テストの操作」を参照してください。

セキュリティ

Web テストおよび Web テストの結果には、コンピュータまたはネットワークに対する攻撃を行う場合に使用できる機密情報になりうる情報が含まれています。Web テストおよび Web テストの結果には、URL や接続文字列が含まれています。他のユーザーとテストまたはテストの結果を共有する場合、このことに注意する必要があります。

参照

処理手順

方法 : Web テストを記録する

方法 : Web テストに抽出規則を追加する

方法 : Web テスト プラグインを作成する

方法 : コード化された Web テストを作成する

方法 : Web テストを実行する

概念

検証規則について

抽出ルールの概要

Web テストでのデータ バインディングの概要

Web テストでの JavaScript と ActiveX コントロールについて

その他の技術情報

ロード テストの操作