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方法 : WSDL ファイルの WSDL バインディング定義をオーバーライドする

更新 : 2007 年 11 月

アプリケーション デザイナでは、ASP.NET アプリケーションの Web サービスの WSDL ファイル内にある、既定の WSDL バインディング定義をオーバーライドできます。WSDL バインディング定義は Web サービスを記述します。詳細については、「ASP.NET Web サービスの WSDL ファイルの生成」を参照してください。

ms181856.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

WSDL 定義をオーバーライドしても、Web サービスの実際の定義は変わりません。WSDL ファイル内の記述が変わるだけです。このため、指定された WSDL バインディング定義が Web サービスの実装に適していることを確認してください。WSDL バインディング定義には、同じ WSDL バインディング名と名前空間が必要です。ただし、既定の WSDL バインディング定義をオーバーライドした場合でも、最上位レベルの Web サービスとポート エントリは常に WSDL ファイルに自動的に生成されます。これらのエントリは、Web サービスとそのエンドポイントの実際の場所を定義します。

このタスクは、アプリケーションの Web サービス プロバイダ エンドポイントごとに、使用する WSDL バインディング定義を格納している WSDL ファイルの場所を指定して実行できます。

ms181856.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

既定の WSDL バインディング定義をオーバーライドし、配置後にアプリケーションが自動化ドキュメントをサポートできるようにする場合は、指定する WSDL ファイルの場所が実行時に使用できることを確認する必要があります。指定された場所に WSDL ファイルが見つからない場合は、WSDL ファイルで記述された Web サービスへの Web 参照を作成できません。

WSDL バインディング定義を格納している別の WSDL ファイルを指定するには

  1. ASP.NET アプリケーションで、Web サービス プロバイダ エンドポイントを選択します。

    または

    Web サービス プロバイダ エンドポイントを選択してから、[Web サービスの詳細情報] ウィンドウでエンドポイント行または操作行を選択します。

    ms181856.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    [Web サービスの詳細情報] ウィンドウが閉じられている場合は、Web サービス プロバイダ エンドポイントを右クリックし、[操作の定義] をクリックします。

  2. [ダイアグラム] メニューの [プロパティ] をクリックします。

  3. [プロパティ] ウィンドウの見出し [WSDL] で、[WSDL バインドの場所] プロパティに、使用する WSDL バインディング定義を格納している WSDL ファイルの場所を設定します。

    ms181856.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    [プロパティ] ウィンドウで空白の値を入力すると、WSDL のプロパティを既定の値にリセットできます。

アプリケーションが実装された後で、アプリケーション プロジェクトの Web サービス クラス ファイルから、対応する WSDL 属性を直接追加したり編集したりすることもできます。コードまたはデザイナを使用して属性に加えた変更内容は、互いに同期されます。詳細については、「方法 : アプリケーション ダイアグラムでアプリケーションを実装する」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : ASP.NET Web サービスの操作を定義する

概念

アプリケーション ダイアグラムでの ASP.NET アプリケーションの概要

その他の技術情報

ASP.NET Web サービスの WSDL ファイル生成の構成