VCLinkerTool.DelaySign プロパティ
厳密な名前のデジタル署名を後で追加するための領域を COM ラッパーのアセンブリ ファイル内に確保するかどうかを示す値を取得または設定します。このプロパティは、Visual C# プロジェクトの場合にのみ有効です。
名前空間 : Microsoft.VisualStudio.VCProjectEngine
アセンブリ : Microsoft.VisualStudio.VCProjectEngine (Microsoft.VisualStudio.VCProjectEngine.dll 内)
構文
'宣言
Property DelaySign As Boolean
'使用
Dim instance As VCLinkerTool
Dim value As Boolean
value = instance.DelaySign
instance.DelaySign = value
bool DelaySign { get; set; }
property bool DelaySign {
bool get ();
void set (bool value);
}
function get DelaySign () : boolean
function set DelaySign (value : boolean)
プロパティ値
型 : System.Boolean
厳密な名前のデジタル署名を後で追加するための領域を COM ラッパーのアセンブリ ファイル内に確保する場合は true、それ以外の場合は false です。
解説
厳密な名前は、単純テキスト名、バージョン番号、カルチャ情報 (設定されている場合) から成るアセンブリの識別子と、公開キーおよびデジタル署名で構成されます。デジタル署名の作成に使用する公開キーと秘密キーのペアは、暗号サービス プロバイダのファイルまたはコンテナ内に格納されます。厳密名ツール (Sn.exe) によってファイルまたはコンテナが作成されます。
暗号サービス プロバイダは、認証、エンコーディング、および暗号化のための暗号アルゴリズムを実行する、独立したソフトウェア モジュールです。詳細については、「チュートリアル : 暗号化アプリケーションの作成」を参照してください。
遅延署名または部分署名は、ビルド時にデジタル署名用の領域をアセンブリ ファイル内に確保しておくプロセスであり、実際の署名は後の段階 (通常はアセンブリの出荷の直前) に行われます。詳細については、「アセンブリへの遅延署名」および「方法 : 厳密な名前でアセンブリに署名する」を参照してください。
プロジェクトに COM コンポーネントへの参照が含まれる場合、プロジェクト システムは COM ラッパー アセンブリを自動的に生成します。詳細については、「COM 相互運用ラッパー エラー」を参照してください。
メイン アセンブリの署名の詳細については、「グローバル属性 (C# プログラミング ガイド)」 (Visual C#) および「Visual Basic におけるグローバル属性」(Visual Basic) を参照してください。
このプロパティは、Visual C# プロジェクトの場合のみ有効です。プロジェクトのプロパティ ページでは設定できません。
アクセス許可
- 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「部分信頼コードからのライブラリの使用」を参照してください。